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2025.05.22
ラグビー部

【ラグビー部】第14回関東大学春季交流大会Aグループ 第4節 帝京大学戦

第14回関東大学春季交流大会Aグループ 第4節

無得点の惨敗の中で台頭したルーキーズ

日程:5月18日(日)キックオフ13時

会場:帝京大学ラグビー部百草グラウンド

大東文化大学vs帝京大学

<結果>

前半 0-43

後半 0-52

合計 0-95


 薄曇りの空のもと、帝京大学との春季交流大会が行われた。本学は早大・東海大との2連敗の中で迎えた今試合、連敗から脱したい本学だが相手の帝京大は昨年大学ラグビー界の頂点に立った強者。本学のスタートメンバーにはPR芳賀空、SOニコ・バックリー、WTB吉岡聖太の3人の1年生が出場した。ニコは途中、負傷退場したものの、3名とも技術面、精神面ともに台頭した。


 試合開始早々から帝京大に主導権を握られる。帝京大の強靭なアタックに本学は押し込まれ、DFラインの整備が遅れる。前半5分には自陣深くで、オフサイドの反則から相手に得点機を与え、モールによる先制トライを浴びた。苦しいDFが続く時間帯であるが、副将のHO大西樹(4)やFL齊藤泰靖(4)による鋭いタックルが帝京大にノックフォワードを誘いアタックを止めていく。一方で本学のアタックはNO8大竹慶宣を中心として仕掛けていくも、帝京大のプレッシャーも相まって2~3フェーズ目でターンオーバーしてしまい得点機を作り出せない。徐々に帝京大のアタックを数人がかりで止めるようになり、本学のDFラインのバランスが乱れ数的不利になった状態を相手BKに攻め込まれ3連続トライを許してしまい0-24となる。

力強いアタックをみせるNO8大竹

反撃をしたい本学は前半31分にスクラムで魅せた。自陣22m付近でのマイボールスクラムにて大西の一声から組んだスクラムは、ボール投入後に帝京大のプッシュを押し返し、スクラム・ペナルティを獲得。ペナルティ後のアタックは得点源にはならなかったものの帝京大に手ごたえを感じさせるプレーを見せた。連続失点の中、本学を鼓舞させたのは先ほどのスクラムを最前列で組んでいたPR芳賀だ。芳賀の「大東行くぞ。パッション!パッション!」と声を出しながら仲間を鼓舞する姿は、先輩たちに引けを取らない存在感があった。その気持ちのまま攻め込みたいが、帝京大の赤い壁は固く0-43で前半を終えた。

続く後半も帝京大の猛攻は衰えず、後半開始3分に先制トライを決められ試合の主導権は握られたままだ。後半10分には帝京大から新主将のCTB大町が途中出場し、帝京大の攻撃のテンポは加速する。本学はさらにリード広がり後半30分を超える頃には76-0まで広がっていた。それでも攻撃のターンは回ってきた。敵陣22m付近でCTB橋本颯太(4)のオフロードパスをキャッチしたWTB吉岡がラインブレイク。ステップと加速力で約10mのランを見せるものの、帝京大のタックルに阻まれ得点とはならず。無得点のままノーサイドとなった。

ラインブレイクで駆け抜けるWTB吉岡


今大会、三連敗中の本学、何としても勝利を手にしたい。次戦は6月8日(日)に東洋大学川越キャンパスラグビー場にて同じリーグに所属する東洋大学と対戦する。ルーキーズのさらなる活躍と対抗戦と試合をしてきた経験を次戦での発揮に期待。

【撮影・記事 宮田脩平】