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2022.06.19
陸上競技部男子長距離

秩父宮賜杯第54回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会

新たな大東の幕開け。5年ぶりの伊勢路を決めた。


秩父宮賜杯第54回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会が6月19日に相模原ギオンスタジアムで開催された。この予選会は1校2名の選手が1万メートル走を4組行い、8名の合計タイムが上位7校に本大会への出場権が与えられるレースだ。

2018年から4年連続で出場権を逃している本学は予選通過を目標に臨み、出場20大学中の総合5位。総合14位に終わった2017年の49回大会以来5年ぶり43回目となる本選への切符を手にし、今年度就任した真名子圭監督の初陣を飾った。

好天の影響で17時30分スタート時でも蒸し暑さを感じた1組目では、小田恭平(2)が脱水症状になり組31位に沈み総合14位と本選出場に黄色信号が灯ったかに思われた。ブレーキがかかってしまったこの流れを打開したのは、2組目のピーター・ワンジル(2)。序盤から先頭集団につけ、組1位で28分48秒57をマーク。また、大谷章紘(2)は、29分51秒36の自己ベストを叩き出した。この2人が流れを引き戻し、2組終了時点で総合14位から4位へ昇り詰めた。3組目は今年度、箱根路を走った大野陽人(4)と期待のルーキー入濱輝大(1)。大野は終始先頭に立ちレースを引っ張り、組1位の29分41秒26。入濱は集団に食らいついたが終盤に離された。それでも30分08秒44の自己ベストをマーク。

最終4組目は久保田徹(3)と菊地俊介(3)はスタートから積極的なレース展開となった。久保田は他大学の留学生に続き、日本人2位の力走を見せ、が28分53秒61で6位。菊池は29分27秒02の21位と、本学の本戦出場に貢献した。そして、総合タイム3時間58分36秒05の5位で全日本大学駅伝への切符を獲得した。大東復活への第一歩が踏み出された。この夏を超えてさらに強くなった選手と今後の活躍に期待したい。本選となる全日本大学駅伝は、11月6日、熱田神宮をスタートし、伊勢神宮までの8区間で競われる。

【選手・監督コメント】

真名子監督

全体的によく頑張ってくれた。3ヶ月前に僕がミーティングした時に今年、大東文化は変わろうという話をずっとしていて、前期はこの選考会、後期は箱根の予選会を絶対に通過しようという話をしてきた。そこで男だったら口に出したことはしっかりとやりきろうということで必ず7番以内でいいからしっかり通過しようと話した。1組目の脱水症状のアクシデントがあったが、2組目のピーターと大谷が流れを戻してくれた。まずは全日本駅伝のスタートラインに戻れたことに感謝して、トップまで1分1秒だったといういい反省点が見つかったのでシードをしっかりと取りに行きたいと思っている。


ピーター・ワンジル

今日は身体の調子が良く、だんだんペースを上げて走れた。まだ目標タイムではないから、全日本駅伝のためにすぐ走り始めて練習を頑張らなければいけない。


入濱輝大

3組目は最初からレースが早く動くと思っていたのでついて行って8位以内を目標にしていた。7000あたりから先頭集団について行くことができず、粘りが足りない部分だった。全日本では先輩たちに借りを返せるように練習に力を入れていきたい。


▽結果(男子10000m)

(1組)

西代 雄豪(2)29分50秒12(4位)PB

小田 恭平(2)31分55秒67(39位)

(2組)

ピーター・ワンジル(2)28分48秒57(1位)

大谷 章紘(2)29分51秒36(6位)PB

(3組)

大野 陽人(4)29分41秒26(1位)

入濱 輝大(1)30分08秒44(21位)PB

(4組)

久保田 徹(3)28分53秒61(6位)

菊池 俊介(3)29分27秒02(21位)

(総合結果)

3時間58分36秒05(5位)

※各校1組2名ずつ、10000mを4組でレースを行う。8名の合計タイムで競われた。


【内川可南子・岩﨑美侑・岡野光来】