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2023.09.10
女子バレーボール部

2023年度関東大学女子2部バレーボールリーグ戦 対早稲田大学

秋季リーグ初戦快勝 念願の1部昇格へ白星発進


大学/セット  1  2  3 総合

大東文化   25  25  25 ③

早稲田  13  21  16 0


2023年度秋季関東大学女子2部バレーボールリーグ戦の第1試合が神奈川大学横浜キャンパス内体育館にて行われた。

本学は早稲田大学を相手にセットカウント3-0(25-13,25-21,25-16)のストレート勝利。秋季リーグ初戦を白星で飾る幕開けとなった。


試合内容概要

第1セット、主将でエースナンバー1を付ける久保木 若菜(スポ科4)の鋭いスパイクと13番杉山 菜摘(国際関係3)の緩急をつけた攻撃でリードを許しつつも得点を重ねていく本学。

序盤から攻撃だけでなくブロックやレシーブなどの好守も光る中、3番鈴木 海南(社会4)は相手のミスを誘うサーブから連続ポイントを決め、逆転に成功する。セット終盤にも鈴木のサービスエース2本を含む3連続ポイントを決め、早稲田大学相手にその後の流れを握らせることなくセットカウント25-13で重要な第1セットを物にした。


「総合力が高いチームを目指し、夏にチーム内で試合形式の練習を多くしてきた」と語る久保木の言葉の通り、第1セットからメンバーを一新して始まる。

相手の技と本学のミスにより0-6と序盤に大きくリードを許すも、じわじわと点差を詰め8-9まで追いつく。このカウントで繰り広げられたロングラリーを18番星 陽菜多(スポ科2)のスパイクポイントでもぎ取り、苦しかった流れを断ち切る。その後一進一退の攻防が続き、セット中盤に星が左からのクロススパイクを3点決める活躍を見せる。

セット終盤に差し掛かり双方が20点の大台に乗ると、再びロングラリーが2カウント連続で訪れる。本学は必死の粘りで2カウントとも取りきり、22-20と得点以上に大きなリードを取る。第2セットの中でロングラリーを3度も制した流れそのままに25-21で第2セットを終えた。


第1セット時とほぼ同じメンバーで始まった第3セット。一時5点差を付けられる重い立ち上がりとなったが、ここで主将 久保木が流れを変えるスパイクポイント。ここからロングラリーの末の得点と2本連続のサービスエースで逆転に成功。苦しいラリーの間も任され続け、決めきる主将久保木と13番杉山、8番鈴木 真友(スポ科3)の粘りのブロックで相手に流れを渡すことなく25-16と第3セットを制し、試合を決めた。



近年接戦を演じてきた早稲田大学相手に快勝という内容に、主将兼エースの久保木は「総合力で勝つということを今週の目標に挙げていたので、3セットしっかり取り切れて良かった」とチームを評価した。また、試合中の重要なカウントで多く見られたロングラリーについて「相手のミスでも1点は1点。攻め急がずに落ち着いて繋ぐプレーをチーム全体で意識した」と語り、「最後にトスを任されるのは(自分や杉山のような)レフトの選手。その自覚を持って決めきれたのが勝利に繋がった」と述べた。


久保木と同じく第1,3セットでスパイクによる得点を重ねた杉山は「周りやブロックをよく見てスパイクが出来た」と語る。その上での改善点として「(展開として点やスパイクを)1回で切りたい時に切れなかった」ことを挙げ、「自分たちのプレーをしっかりし、自分たちのリズムで勝ち切りたい」と次戦以降に向けて話す。


第2セットで攻守にわたる活躍を見せた星は「初戦だったが自分のやりたいバレーができた」「スパイクがブロックの上から打てたのが良かった点」と自己を評価。また「クロススパイクが得意な相手に対し、そのコースを締められたことでブロックシャットもでき、ワンタッチも取れた」と個人のプレーだけでなく、チーム全体の守備にも手応えを感じた。


目黒 正人監督は「序盤相手に先を越されてしまったことが多く、選手たちが慌てている雰囲気があったが、キャプテンを中心に焦らずに挽回して逆転できた」とし、「久しぶりのリーグ戦。初戦は固くなりがちの中、キャプテンがよくやってくれた」と主将 久保木を労った。



「秋季リーグ完全優勝、そして入れ替え戦勝利」と1部昇格を狙う本学女子バレーボール部。

華々しく初戦を白星で飾った彼女らの秋季リーグは始まったばかりである。


【岩﨑美侑・大川真】