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2023.11.05
陸上競技部男子長距離

【陸上競技部男子長距離】秩父宮賜杯第55 回全日本大学駅伝対校選手権大会

18年ぶりのシード権獲得!


11月5日に秩父宮賜杯 第 55 回全日本大学駅伝対校選手権大会が熱田神宮西門前(名古屋市熱田区神宮)をスタートし伊勢神宮内宮宇治橋前(伊勢市宇治館町)をゴールとする8区間106.8kmのコースで行われた。

本学は6月17日に相模原ギオンスタジアム・神奈川で行われた選考会を2位で通過し、今大会に臨んだ。本学は今大会、関東勢では44回と最多出場校である。

8区間の中で最も短い1区を走るのは佐竹勇樹(スポ科4)。スピードを持ち味とする選手が集まる中、力走をみせ5位で西川千青(スポ科3)にタスキが渡る。

西川は各校のエースが揃いながらも9位、3区久保田徹(国際関係4)も耐えの走りで10位でタスキをつなぐ。

4区入濵輝大(社経2)と5区西代雄豪(国際文化3)は1つずつ順位を上げて、8位で6区ピーター・ワンジル(国際文化3)にタスキを託した。

ワンジルは序盤からハイペースで走るが給水所で水分を摂ることが出来ない。脱水が心配されたものの2人を抜かし6位へ。その後も本学の勢いは止まらず、7区大谷章紘(国際関係3)が5位に押し上げ、8区菊地駿介(国際関係4)が7位でゴールし、2005年ぶりのシード権獲得となった。

本学100周年最後の駅伝となる1月2、3日に行われる第100回東京箱根間往復大学駅伝競走に向けて更に弾みをつけて年始を迎える。


▲18年ぶりのシードに笑みがこぼれる菊地

【競技結果】

総合結果  

5時間19分21秒 7位

個人結果

1区(9.5km) 佐竹勇樹(スポ科4) 27分26秒 区間5位

2区(11.1km) 西川千青(スポ科3) 32分22秒 区間11位

3区(11.9km) 久保田徹(国際関係4) 34分29秒 区間9位

4区(11.8km) 入濵輝大(社経2) 35分15秒 区間8位

5区(12.4km) 西代雄豪(国際文化3) 36分55秒 区間6位

6区(12.8km) ピーター・ワンジル(国際文化3) 37分39秒 区間2位

7区(17.6km) 大谷章紘(国際関係3) 53分21秒 区間8位

8区(19.7km) 菊地駿介(国際関係4) 1時間1分54秒 区間9位



【監督・選手コメント】

真名子圭監督

今回は6位から8位のシード圏が見える範囲でレースをしようと考えていた。例えシード圏外でも背中がすぐに見えれば問題ないと選手に話していた。他大学と戦うときに、主力同士では力負けしてしまうため主力以外の区間で勝負した。

チーム全体の雰囲気が明るくなってもう予選会落ちの暗さはなく、本戦で勝負できるようなチームになりました。箱根予選会でピーターが故障してしまったのは今となっては、みんなの気持ちが入っていいことだったと思います。今回ピーターが走れたのは僕が1番びっくりしています。箱根では山の大東を彷彿とさせるような走りはまたできないかもしれないが、山を走れて、箱根で戦えるところを見せたいです。

1区 佐竹勇樹(スポ科4)

自分が5位の順位でチームにいい流れを持っていくことができて良かったです。予選会から疲れがある中で、スピードを意識した練習ができて良かった、箱根ではシードを狙ってをしっかり走っていきたいです。

2区 西川千青(スポ科3)

自分は、エース級の選手が集まる2区を任されたんですけど、自分の中で納得できる結果では無くて、他校のエースと渡り合う力がまだまだ自分には足りないなとすごく痛感しました。自分は今回の区間日本人5番以内というのを狙っていたのですが、結果として区間11位となってしまい、目標達成とはならなかったです。今回の結果は到底満足できるものでは無いですし、上で戦っていくことを考えるとまだまだ力の差があるので、しっかりここでもっと練習を積んで、他の大学のエースと渡り合えるような力をつけていきたいと思います。箱根駅伝は全日本よりもシードを取りたいという思いが強いですし、箱根でシードをとって出雲に出て、三大駅伝復活というのが私たちの最大の目標なので、それに向けてチーム一丸となってもう一度一から頑張って行きたいと思います。

3区 久保田徹(国際関係4)

3回目の全日本走らせてもらって、今年は3区で順位は落としてしまったが、前の区間の勢いをつなげてられて良かったです。次は抜かれないような走りをしたいです。時間がない中でみんながしっかり準備できたからシードを取れたと思います。箱根も大東100周年がかかっていて、シードが求められると思うので全日本の勢いを箱根でも発揮したいです。

4区 入濵輝大(社経2)

今日は6位から8位のシード獲得圏内で戦うということを目標としてました。久保田さんが(シードが)見える位置で持ってきてくれたが自分は1人抜いたがその先の選手が見えるぐらいでしか西代さんに渡すことができなかったので悔しかったです。今大会で自分は下の学年ですが、3、4年生に助けてもらったので箱根駅伝では自分もその分返さないといけないと思っていて、今回は脚の痛み止めを飲んでの出場だったので、脚も治して次こそは区間上位で走りたいと思います。

5区 西代雄豪(国際文化3)

シード権を獲得するっていうのを目標にチーム全体でやってきて、渡ってきたときは9番でシード圏内と、一分差ぐらいあった中でしっかりシード圏内までゴールするときに持っていけたのが、自分の中でチームのシード権獲得に向けての大きな仕事が出来たと思う。チームとしてシード権獲得というのは確実に目標としていて個人としては、区間5番、目標タイムは36分15秒に設定していた。そこに届かなかったが、仕事はできたと思う。昨年は怪我で出られなかったので、今年は故障せずこれからより調子を上げていって、箱根駅伝でもシード獲得に向けて全員で頑張っていきたいと思う。

6区 ピーター・ワンジル(国際文化3)

今日は監督から自身の不調を鑑みて、序盤はゆっくりスタートし、ラスト2kmでペースを上げていこうと言われた。予選会でのアクシデントもあってか、今日のコンディションも良くはなかった。今日の目標は、チームとしてはシード権の獲得、個人としては区間1位でタスキを渡すことを目指してレースに取り組んだ。

7区 大谷章紘(国際関係3)

スタートすぐに東京国際が来たのでそれを使ってうまく走ることができ、後半の5キロをペースアップして後ろとの距離を離すことができたので予定通りのレース展開をすることができた。箱根駅伝では去年の箱根や今年の全日本を長い距離の区間で走らせてもらったので、今年の箱根も長く、去年も走った9区をリベンジしたい。


8区 菊地駿介(国際関係4)

監督から最初ゆっくり入るように言われて、早い段階で城西さんや創価さんが来たので、きつい中だったが、自分のペースを保ち、後ろとの差を気にしながら走りました。今大会ではチームとしてシード権内8位。個人としては区間5位を目標にしてきました。チームとしては嬉しい結果だったが、個人としては少し物足りない結果となってしまった。もっと力をつけて、箱根本選に向かいたいと思います。去年の全日本の屈辱から自分たちが這い上がってここまで来れたということが嬉しかったです。ここからチームが一喜一憂せず、進化していけるように練習を1から積んでいきたです。箱根ではもっと良い順位を目指し、個人でももっと上の順位を目指せるようにしたいです。


【内川可南子・岩﨑美侑・岡野光来・東謙人・大川真・中山康】