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大会新で悲願の初優勝へ
12月29日に富士市文化会館(ロゼシアター)で2023全日本大学女子選抜駅伝競走プレスインタビューが行われた。
「今回は見えない敵と戦ってきた」外園隆監督は苦笑いを浮かべながら話した。
2週間頃前から寮内でインフルエンザ感染者が出てしまった。そのため1区と5区以外は当初考えていた区間オーダーから大幅に変更したという。11月26日に行われた第310回日本体育大学長距離記録会で初めて5000mを走り15分台を叩き出した平尾暁絵(外英1)は元々7区の山登りにエントリーする予定だったのにと外園監督は肩を落とした。
また外園監督は1区、2区でどれだけ出遅れないかが優勝する上で大切だといい、1区には関東女子駅伝、全日本大学女子駅伝でも1区を任され、スタートに定評のある吉井優唯(スポ科1)、2区には外園監督が今回キーになると話し、ロードを得意とする蔦野萌々香(スポ科1)を配置。3区の森彩純(スポ科1)は大学駅伝デビューとなり、駅伝主将を務める四元桃奈(スポ科3)は4区、最長区間の5区はサラ・ワンジル(外英1)。6区の藤原唯奈(スポ科3)は1500mなど短い区間を得意としているが最近は5000mにも出場している。12月2日に行われた第311回日本体育大学長距離記録会では自己ベストを更新して調子も上がってきた。そして最後7区を担当するのは野田真理耶(スポ科1)だ。
今回の見どころとしては、1年生5人をエントリーし未知の世界に挑戦することや、5区と7区の鈴木優花(現第一生命)が所持している大東記録に5区ワンジルと7区野田が挑む。そして選手の目標タイムの合計が大会新記録を上回っているといい、大会新記録で悲願の優勝を目指す。外園監督は「サラにたすきが渡ったときに名城大学との差が40秒なら理想。1分なら合格点。でも1分20秒までだったら、彼女はトップにたてる」と話した。
「今年が1番面白い大会になる」と楽しそうな笑顔を見せた外園監督。
2023全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)は明日10時号砲だ。
▲会見中の外園隆監督
【オーダー一覧】
1区(4.1km) 吉井優唯(スポ科1)
2区(6.8km) 蔦野萌々香(スポ科1)
3区(3.3km) 森彩純(スポ科1)
4区(4.4km) 四元桃奈(スポ科3)
5区(10.5km) サラ・ワンジル(外英1)
6区(6.0km) 藤原唯奈(スポ科3)
7区(8.3km) 野田真理耶(スポ科1)
補員 鈴木日菜子(スポ科3)
川瀬真由(社会2)
(岩﨑美侑・岡野光来)