News

最新ニュース


2023.12.30
陸上競技部女子長距離

【陸上競技部女子長距離】2023全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)


悔しい3位


12月30日に2023全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)が富士山本宮浅間大社前をスタートし富士総合運動公園陸上競技場をフィニッシュとする43.4kmのコースで行われた。本学は2時間24分24秒の3位に終わった。

今大会は第41回全日本大学女子駅伝対校選手権大会で出場を希望する上位12校と5000m7名のチーム記録による10校、全日本大学選抜と静岡県学生選抜の24校が女王の座を争う。

1区を担当した吉井優唯(スポ科1)は先頭に食らいつき、5位でタスキリレーをするが蔦野萌々香(スポ科1)が走った2区でトップと1分4秒の差がついてしまう。しかし大学駅伝デビューとなる3区森彩純(スポ科1)が1つ順位を上げ8位と勢いを取り戻した。

4区を任された四元桃奈(スポ科3)は1年生のときは3区11位と苦い経験をし、2年生の時には体調不良で出場できなかった。10月29日に行われた全日本大学女子駅伝で悔しい思いをした四元は富士山にかける思いは人一倍強かった。森からタスキをもらうと3つ順位をあげ区間3位の快走をみせ、「桃奈が笑顔じゃなかったらタスキをもらわない」と5区のサラ・ワンジル(外英1)に言われていたという四元は最後の力を振り絞りながら笑顔で5区ワンジルに5位でタスキを繋いだ。ワンジルも順位を2つ押し上げ2位に浮上。後ろの日本体育大学と20秒離し6区にタスキを渡す。6区藤原唯奈(スポ科3)は好走したものの日体大に追いつかれてしまい、差を広げられて3位に。7区野田真理耶(スポ科1)でも差を縮めることは厳しく3位でゴールテープを切った。

3位に終わったとはいえ富士山女子駅伝の大東記録まであと8秒だった。確実に選手たちはレベルアップしているし、今回出場しなかった選手たちも控えている。来年こそはチーム全員で富士山の頂を手に入れる。


▲ゴールする野田

【競技結果】

・総合結果 2時間24分24秒

・個人結果

1区(4.1km) 吉井優唯(スポ科1) 

13分16分 区間5位

2区(6.8km) 蔦野萌々香(スポ科1)

21分46秒 区間11位

3区(3.3km) 森彩純(スポ科1)

10分18秒 区間4位

4区(4.4km) 四元桃奈(スポ科3)

14分23秒 区間3位

5区(10.5km) サラ・ワンジル(外英1)

34分15秒 区間1位!

6区(6.0km) 藤原唯奈(スポ科3)

20分36秒 区間7位

7区(8.3km) 野田真理耶(スポ科1)

29分50秒 区間3位


【監督・選手コメント】

外園隆監督

ちょっと暑かった部分もあるけれとすごいチャレンジをしてくれたところがすごく良かったと思う。ほとんど経験がない中で杜の都では自分たちがまた行けるのでは無いのかというのがあったか、富士山は特殊なコースで力がないと走れないものを自分の肌で感じて見せつけられて、それが学びだと思う。いい勉強をしたと思う。自分たちが記録を書いて出した目標記録がどのぐらいのものだったのか意味の深さを勉強するいい機会だった。来年もっと皆が成長してここに立てると思ってる。


1区吉井優唯(スポ科1)

今回は1区を走りました。上り下りのある周回コースの中で、下りの方がスピードが上がるとわかっていました。上りがすごくスローペースになった分、そこで気持ちに余裕を持てた部分はあったんですけど、下りとなると自分の技術的な面で下りのスピード感というのが自分には足りていませんでした。そこから離されてしまって、自分の目標では3位以内の先頭とは10秒以内を考えていましたが達成できなくて、次にいい流れが作れなかったということが悔しかったです。最後まで笑顔で戦いきったことはすごく良かったですけど、目標としているものには届かなかったので、自分としても来年強くなって全日本大学女子駅伝と富士山女子駅伝で勝ちきれるような選手になりたいです。


2区 蔦野 萌々香(スポ科1)

今回はケンカ走法で最初から攻めて粘って最後もう1回というプランだった。攻めて走ることはできたが、途中で粘りきることができなかった。2区という勢いをつける区間なのに勢いをつけることができずに悔しい。2区のコース自体は好きなコースだったので、自分のできることの全てを出し切ってやってやろうという気持ちだった。5キロ手前くらいから辛さを感じた。タイムとかは意識していなくて、立命館大学とかを追って走ろうと思っていた。ある程度いいペースで行っていた。力不足を感じた。この経験や悔しさも来年ぶつけられるように日々努力していきたい。


3区森彩純(スポ科1)

3kmという短い区間だったので、とりあえず前を追って、自分の持ち味であるスピードを最大限に活かして走ろうと思っていました。

ずっと富士山女子駅伝で走りたいと思っていたので、走れることが決まった時は嬉しかったです。大学駅伝デビュー戦だったが、緊張よりも楽しみな気持ちの方が大きくて、楽しんで走ることができました。次は2年生になるのでトラック競技でも駅伝でも結果を残して、強くなってこの舞台に帰ってきたいなと思います。


4区四元桃奈(スポ科3)

全日本で全然走れなかったところから悔しさをバネにこの2ヶ月自分の中で過去1頑張ってきた。個人としては4区という、4キロの短い期間を走らせてもらったが、自分の今出せる力は全て出したので悔いはない。チームとしては、調子がいい中で名城大学との差を広げてしまったので悔しさが残るレースとなってしまった。本当は長めの距離のところを走りたかった部分もあるが、4区というサラに渡す前の大切な区間を任せていただいて、その任せていただいた分の走りはできたと思う。タスキを渡す時サラもすごい笑顔になってくれたので、私も苦しみながら笑顔で渡せた。富士山は走れないことが続いていたので、今年こそはという思いで区間3位は満足はできていないが頑張った結果じゃないかなと思う。今日走ったメンバーは来年も全員いるので、私の最後の代で優勝したいなと思います。


5区 サラ・ワンジル(外英1)

今日は1区から4区までトップじゃなかったので心配だった。タスキを貰ったら前へ頑張って差を縮めたいと思っていた。今日の走りはちょっと残念だけど来年はもっと頑張ります。今日悔しかったところは身体がちょっと重かった感じがした。タスキを貰った時から2位まで押し上げることができたのが良かったところ。冬の期間でしっかり練習して、来年から5000mの学生記録を出したいと思う。


6区藤原唯奈(スポ科3)

個人としては自分の役割というのは果たせなくて、結果的に3位という順位が自分の走りのせいのような感じになってしまったなと思います。悔しいというかチームのみんなに申し訳ないという気持ちが大きいですけど、全員駅伝ができての3位だと思っているので、来年もこのメンバーで戦えるので、しっかり来年に繋げられるような駅伝になったかなと思います。来年で4年目になるので、この1年間四元を中心に同学年の子と一緒にこのチームを引っ張ってきたことは来年の経験にもなるし、もっと濃いいいチームができると思うので来年こそは全日本大学女子駅伝と富士山をこのチームで2冠できるように頑張りたいと思います。


7区 野田真理耶(スポ科1)

優勝することを目標にして、名城大学との差が20秒なら勝てると思っていた。

予想とは違う形で来たが、冷静に走ってかつ大胆なレースをしようとスタート前に決めていた。納得のできる走りはできず、悔しかった。このメンバーで走ることができて、本当に楽しい駅伝だったと思う。7区は最終的に順位を決める区間なので、7区を任せてもらえて本当に感謝の気持ち。この大学を選んだのは駅伝で日本一を目指すためだったので、まずは来年優勝を目指して頑張りたいと思います。


(岩﨑美侑・岡野光来)