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2024.09.14
男子バレー部

【男子バレーボール部】秋季関東大学男子バレーボールリーグ戦第3戦 対平成国際大学

無傷の3戦連続ストレート勝利 初出場1年も大活躍


大東文化大学  25  25  25  ③

平成国際大学  12  12  21  0



9月14日、2024年度秋季関東男子大学バレーボールリーグ戦2部第3戦が大東文化大学東松山キャンパスで行われた。本学男子バレーボール部は平成国際大学を相手に3-0のストレート勝利。公式戦初出場の1年生も活躍し、3戦連続のストレート勝利となった。



2戦連続のストレート勝利で開幕週を飾った本学男子バレーボール部。今回は春季12位の平成国際大学を相手に戦う。

第1セット、第2セットは前2試合同様のスターティングメンバーで布陣を固める。

序盤から主将 中山陽貴(スポ科4)の細かなミスが目立ってしまう。試合後のちに「自分のパフォーマンスはあまり良くなかった」と語った主将を支えるのは夏のミーティングを通し、成長したチームメイト。12番野添凌(スポ科3)はトスを各選手に振り分け相手を翻弄。ブロックでも相手スパイカーの脅威となり、ブロックポイントを重ねる。

第1セットを25―12で先取し、迎えた第2セット。20―8と大きくリードした場面ではスパイクが相手ブロックに弾かれ3連続失点を許すも、本学の大きくなったレシーブを相手がダイレクトで狙うと1枚ブロックで弾き返す好プレーで流れを断ち切る。

その後、1点を返されるも9番岡和輝(スポ科3)のバックアタック、3番松浦巧磨(外4)と18番服部将真(現経2)のブロックなどでポイントを重ね、セットを締めくくった。

中山は「最初の入りはよかったが、試合が進むにつれ相手の良くない雰囲気に合わせる形になってしまった」とセットを連取したものの反省の言葉を口にした。「1試合を通して自分たちの雰囲気、流れを通せるように改善したい」と述べた。


第3セットではそれまでのメンバーを総入れ替えした大胆な采配。「他のメンバーにも経験を積ませたい」という言葉の通り、1年生にして初出場の22番工藤晃輝(スポ科1)、29番中村大志(スポ科1)を4年の2番田原一輝(スポ科4)、4番谷口慶(スポ科4)をはじめとする上級生が支える形となった。

打点の高さとパワーを評価されての起用となった工藤は思い切ったサーブや果敢にスパイクに向かう積極性に、チームメイトからの声掛けに応じてブロックアウトを取るなどの器用さを見せる活躍。「急に決まった出場だったが、緊張せずに”やってやろう”という気持ちで試合に臨んだ」という言葉の通り、積極的にトスをもらいにいき、チームに勢いをつけた。

同じく第3セットから出場した11番清家大和(スポ科3)が高い打点を生かしたダイレクトで、10番倉持壮(スポ科3)が切り裂くような左からのクロススパイクを決める活躍で点差を重ねる。

試合終盤が近づくと、相手がブロックアウトを狙う展開が増え、広がっていた点差がジリジリと詰められるも、直後に相手のミスが重なり逆転こそ許さない展開に。21-19の1点も与えたくない状況になると、工藤が強烈なクロススパイクを決めて22-19とする。続く2ポイントを谷口のダイレクト、田原の勢いよく飛び込んだバックアタックで連取し、マッチポイントを握る。

この場面で声を上げたのは工藤。同じく1年生のセッターである中村が上げたトスを、工藤は助走をたっぷりつけてからバックアタック。スパイクは相手のブロックにあたり、弾かれたボールはコートの外に落ちる。公式戦初出場の1年生コンビが試合を決め、チームは歓喜の声を上げた。

マッチポイントでのスパイクに工藤は「自分が最後決めたかったからセッターに最後(トスを)上げてくれと声を掛けた。(決まったときは)一安心した」と安堵の表情を見せた。「これからも出場機会があるかと思う。今回、少しプレーが荒くなってしまった部分があるので、これからは丁寧に、決められるところで決めきることができるようなスパイカーになれるようになりたい」と、次戦以降そしてこれからの抱負を前向きに語った。


ここまでの3戦を終えて、「(以前も話した通り、)コンビネーションの精度やコミュニケーションといった攻撃の部分では春よりも攻めることができていると思う」、「相手の緩いボール、ブロックを避けたボールも以前より拾えている」と夏を経た成長を改めて実感している中山。

リーグ首位に向け、春季リーグ下位のチームに対してどれだけのリードができるのか。9月22日までの3戦に目が離せない。

(取材・記事・撮影:大川真)