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2024.10.14
陸上競技部男子長距離

【陸上競技部男子長距離】第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走

目標の5位遠く、伊勢でのリベンジ誓う


日時:2024年10月14日(月)


総合10位 2時間13分57秒

1区 入濵輝大(社経3) 23分54秒 区間5位

2区 大濱逞真(社経1) 16分20秒 区間3位

3区 エヴァンス・キプロップ(外英1) 25分18秒 区間12位

4区 小田恭平(法律4) 19分25秒 区間15位

5区 中澤真大(スポ科1) 18分52秒 区間7位

6区 西川千青(スポ科4) 30分8秒 区間5位


第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走が、10月14日に開催された。出雲大社正面鳥居前をスタートし、出雲ドーム前へと向かう6区間45.1キロのレース。三大駅伝の中で最も短く、スピード駅伝と評されている。


第100回箱根駅伝でシード権を獲得し、9年振り18回目の出場となった本学。1区を任されたのは、3年生の入濵輝大(社経3)。気温が高い中、集団から離されない粘りの走りを見せて5位でタスキを繋ぐ。2区は大学駅伝デビュー戦となったルーキーの大濱逞真(社経1)。最も短い区間であるため、本学の中で5000メートルトップの大濱が任された。順位を1つあげ、第15回大会で記録された本学の2区区間記録を更新する活躍を見せた。しかし、3区以降は苦しむ展開が続き、順位を落としてしまう。それでも、同じくルーキーで5区の中澤真大(スポ科1)が本学5区区間記録を更新するなど、今後に期待できる活躍もあった。最後はエースの西川千青(スポ科4)が区間5位と意地を見せ、10位でゴール。目標の5位以内とはならなかったが、9年振りの出雲駅伝を走り抜いた。


今回は悔しい結果に終わった本学。全日本、箱根でのリベンジに向け、走り続ける。


▲1区、2区で躍動した入濵(左)と大濱(右)


真名子圭監督

「3区、4区の連続での大ブレーキで完全に流れを切ってしまい、取り戻せないところまで落ちてしまったところで、後悔するレースになってしまいました。出雲の経験は無いですが、全日本や箱根を通じて駅伝の経験はありました。そのため、これだけ短い駅伝はむしろ経験がなくても走れないといけないと思うので、まだまだ力不足かなというところですね。入濵は2年間の駅伝で結果を出せていなかったので、この3年目で変わるためには出雲の1区で区間5番以内だよと話していました。その中で、スローペースだったので焦りもあったと思うのですが、冷静にレース運びをして区間5番で来たのは、かなり収穫がありました。大濱は高校時代トップクラスの選手ですから、あそこで区間3番で走ってきたというのは、彼の勝負強さと、3、4年生になった時に我々がもっと上の順位で戦える良い未来が見えるレースをしてくれました。この出雲駅伝で、全日本と箱根に向けて少しお試しでやってきた事もありました。全日本に向けて修正する箇所は見えているので、しっかり修正してシードを取りに行きたいと思います」


入濵輝大

「駅伝では1年目2年目で上手く走れてなかったので、3年生という上級生の立場になって一発目の駅伝ということで絶対に結果を出してやろうという気持ちでした。1区は1年目から走りたい区間ではあって、監督もそれを知っていて1区になったのかなと思います。今回は暑さもあり、結構スローペースだったので、最後のキレが勝負の鍵になるということは走っていて分かっていました。そこに備えて力を貯めれたというのがよかったです。1区はどのような展開になっても最終的にはラスト勝負なので、ジョグやポイント練習でもラスト1本ペースをあげたり、ジョグのペースを最後あげたりするのを意識的にやっていました。出雲駅伝ではたまたまスローペースでこのような形になったのですが、全日本大学駅伝や箱根駅伝はスローペースにならないと思うので、スローペースじゃない展開でも勝負できるようにこれから頑張っていきたいと思います。全日本ではアンカーを、箱根では1区を走りたいです」


大濱逞真

「自分はチーム内だったらスピードがある方だと思っているので、2区は強みを活かせる区間だなと思っていました。輝大さんが凄く良い位置で持ってきてくれたので、前の選手を目安にしながら前半を落ち着いて入って、中盤の下り坂から少しリズムを上げる後半重視の形で走りました。特に2区の対策などは無かったのですが、ラストの1キロで失速してしまうとタイムが伸びてこないので、そこの部分で上げられるように意識していました。完璧ではありませんでしたが、1週間前まで状態が良くなかった中で、できることはやれたかなと思います。もう少しタイムが出せたら良かったのですが、学生を代表するような強い選手たちとの勝負の中で区間3番になれたのは良かったです。全日本や箱根でも走ることになったら、しっかりチームに貢献していきたいです」


エヴァンス・キプロップ

「エントリーされたときは嬉しかったですが、今日はキツかったです。今後はもっといろんなところを走れるようにスピードやジョグ、ストレッチを頑張っていきます」


小田恭平

「最初で最後の出雲駅伝だったので、絶対チームのために5番以内で走るという気持ちでした。昨年に比べて夏合宿でも練習ができていて結構自信もあったのですが、自分のせいで全て台無しにしてしまいました。流れを変えていかないといけない区間で、後半失速してしまいました。5番がみえる位置でもあったので不甲斐ない走りをしてしまったと感じています。今のままでは今後のレースで使ってもらえないので、今日反省して今後切り替えていきたいと思います」


中澤真大

「エントリーされた時は、嬉しい半面プレッシャーを感じました。最低限、自分の役割を果たすレースができたと思います。ポイント練習などでラストの粘りを意識した練習をしてきました。そのため、前が見えなくても前の大学を追って、後半キツくなっても、耐えることができました。今回記録を更新できましたが、来年以降も出雲で好走して塗り替えていきたいです。全日本や箱根では、区間上位に食い込むような走りでチームを勢いをつける走りができるよう頑張っていきます」


西川千青

「6区は1番長い区間なので、自分がエースとして5番以内を決めきろうと考えていました。レースは前も後ろも結構離れて単独の状態で、自分は単独走がほとんど初めてでした。目標タイムに40秒ほど及びませんでしたが、単独というのを言い訳にせず、自分の弱さとしてしっかり受け止めてこれからに繋げたいです。夏合宿をとにかくしっかりやろうと、大事な練習をしっかりこなし、走行距離を伸ばしたりなどを意識してやってきました。それでも、まだまだ練習不足だったなというのが正直なところです。チームとしては5番以内を目標にしているので、ここで士気を落とすのではなく、全体で士気を上げていって、次こそは5番以内を絶対に達成したいと思います」


【東謙人・岩﨑美侑】