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2025.10.18
陸上競技部男子長距離

【陸上競技部男子長距離】第102回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会

総合8位で箱根路へ!


第102回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会

日程:10月18日(土)

会場:陸上自衛隊立川駐屯所


【総合結果】

総合8位 合計タイム 10時間36分12秒


【個人記録j 上位10人】 

23位 入濵 輝大④ 1時間02分23秒

28位 中澤真大② 1時間02分35秒

39位 棟方一楽③ 1時間03分00秒

47位 松浦輝仁② 1時間 03分09秒

93位 大濱逞真②1時間03分45秒

104位 鈴木 要① 1時間03分53秒

120位 上田翔大① 1時間04分03秒

159位 増子岳①1時間04分26秒

161位 和田麻里③ 1時間 04分27秒

168位 藤原幹大③ 1時間04分31秒



今大会は各校10〜12人が出走し、学内上位10名の合計タイムで順位を争う。合計タイムの上位10校が来年1月2日・3日に行われる第102回東京箱根間往復大学駅伝競走大会(箱根駅伝)本戦へ進むことができる。本学は合計タイム10時間36分12秒の総合8位で4年連続54回目の箱根路を勝ち取った。


△予選会8位で通過した本学陸上競技部の選手たち


10月18日(土)8時30分。少しひんやりとした湿度の高い気候の中、第102回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会のスタートの号砲が鳴った。


舞台は東京都立川市。陸上自衛隊立川駐屯地を出発し、国営昭和記念公園みんなの原っぱをゴールとする21.0975キロのハーフマラソンコースで行われた。


今年行われた第101回箱根駅伝では19位に沈み、シード権を逃した。チームは今年度「歴史への礎〜あの場所でやり返す〜」をスローガンに掲げた。  箱根路で雪辱を晴らしたい本学にとって、今大会は絶対に落とせない一戦となる。


出走メンバーには、5月に行われた全日本駅伝選考会に出場した入濱・庄司・棟方・大濱・中澤(真)・松浦の6選手に加え、宮倉・藤原・和田(3年)・上田・鈴木(要)・増子(1年)がエントリーされた。1年生の3選手はいずれも主要大会初出場となる。


唯一の4年生である入濵を中心に、ハーフマラソンU20日本記録保持者の棟方・大濱をはじめ各学年の実力ある選手がチームを支えた。


△4年生で唯一エントリーしたエースの入濵


入濵を先頭に選手たちが並び、スタートの号砲が鳴った。序盤は大きな塊となってレースを進め、留学生主体の先頭集団と日本人選手中心の第2集団に分かれる展開となった。

5キロ地点では松浦、棟方、入濵、中澤、庄司の5人が約15分で通過。続く第2集団を大濱が引っ張り、15分15秒前後で塊となって通過した。5キロ通過時点のチーム合計タイムは6位。トップの立教大とは37秒差だった。

給水地点では棟方、入濵、中澤が並走し、その後方を庄司、松浦が追う形。


10キロを迎える頃には集団が細かく分かれ、入濵、棟方、庄司、松浦、中澤の5人がほぼ同時に通過。互いの位置を確かめ合うように走る姿が見られた。10キロ通過時点でのチーム順位は7位。トップの立教大とは1分15秒差に広がった。

第2集団には入濵、棟方、中澤が入り、11.4キロ地点では棟方が前に出て集団の先頭を引っ張る。

入濵と中澤は集団後方につけ、給水を経て第2集団は縦長の形となった。


日が差し込み、気温が上がり始めた15キロ地点。入濵、棟方、中澤、松浦の順で通過した。学内第2集団は45分40秒前後でこの地点を通過。この時点で首位の順天堂大とは133秒差の7位につけていた。

17.4キロ地点では、入濵が日本人選手の中で15番手前後を走行。その少し後方に棟方と中澤が続き、さらに約20メートル後方に松浦の姿があった。大濱は52分30秒付近で通過し、52分47秒までに全員がこの地点を通過した。


20キロ地点では入濵が日本人15番手で通過。中澤は59分25秒前後で22番手につけ、そのおよそ15メートル後方を棟方が追う。


そして入濵がチームトップの1時間2分22秒でゴールテープを切った。

本学は全体8位で予選を通過し、4年連続54回目の箱根駅伝本戦出場を決めた。本戦は来年1月2日、3日に行われる。


△真名子圭監督とレースを走った12名の選手たち


【監督コメント】

真名子 圭 監督

(レースをふりかえって)選手は設定したペース通りに走ってくれたが、まだまだ力不足だなと感じる内容だった。学生には「10番以内で良いよ」という話をしていたが、蓋を開けたら「4,5位を取っていたい」「箱根駅伝のシード権を取るにはそのくらいの順位でなければいけない」と思っていた。(実際には8位だったので、)まだまだ未熟だなと思った。


中盤で集団走で走らせた選手達のペース設定が遅かったかなという部分はある。上位で順位を推移できない部分はそこにあったと思う。5km15分15秒、1km3分03秒のペースで刻めと言っていて、大濱藤原あたりの集団がそのペースで走れていたが、棟方たちとの集団との間に思ったより選手が多くいて、設定タイムを遅く設定してしまったと思った。後半気温が上がって来る中で、余力があるからペースをあげようと思っても付いていけない。大濱も「遅いペースにハマって動きが変えられない」と言っていたのもあり、指示不足だったところがある。開始時間の変更や気温の変化もあり、ここは難しいところだったが、他大学はうちよりも走れていたから力不足だったと思っている。


(4年生1人の編成の意図についての質問に対して)学年は関係無いと思ってて、1年生から4年生全員の中で夏合宿をしっかり消化できた選手を予選会に出していこうと思った。4年生が1人になったのはたまたまというところ。

1年の菅崎は本来であれば使いたかった選手。本戦に向けた準備をしているため、チームの戦力アップに繋がると考えている。

元気のいい1,2年生、層の厚みが増してきた3年生が入濱を中心としたチームでシードを獲得し、これからの歴史の土台・礎を築き、来年以降シード常連校や優勝を目指していくのに必要であり、キーマンになっていくのが今の下級生だと思う。

全日本・箱根本戦のシード権獲得はブレずに目指していく。身体を休めるタイミングと強化するタイミングのメリハリを付けていかないと結果がついていかないと考えているから、そこを見極めてトレーニングしていきたい。

箱根駅伝では往路をしっかり上位で戦う、復路でシード権を守っていくのがレースパターンとなっていくと思う。箱根駅伝本戦では集団走が基本できないもの。過去の予選会の結果を見ても、1位通過だからと言ってシード権が取れるわけではないし、下位で出場権を得たチームがシード権を取った例があるから、そういう意味では本戦の戦い方を見極めていくことが大事だと考えている。

学生が年度始めから「あの場所でやり返す」というスローガンを立てている。「やり返す」=「シード権獲得」であるから、10位以内シード権獲得を箱根駅伝での目標にしていきたい。


エース3年の棟方は差し込みが入って途中順位を落としたが、これを克服しないと今後エース区間で戦えない。克服できれば、チームが往路で戦えるようになってくるだろう。

故障者が多いことを隠していたが、こうやって結果として出てしまった(笑)。ようやく故障が治って、「今からやっていけるかな」というところだから、箱根駅伝までに(調子を)上げていけると思う。


【選手コメント】

入濵 輝大④

予選会前からかなり調子は上がってたので自分に任された仕事はできたと思う。レースプランとしてはもう少し早い展開になるだろうと予想していたが、かなり遅かったので、後半ペースを上げないとなと思いながら走りました。自分の設定タイム通りで走ったが、チームとしての順位はかなり悪かったので頑張らないといけないと思う。今年は全日本・箱根のシード権を絶対取ることを目標で練習を積んできているので、そこは絶対にブレず、今からの全日本に向けた2週間と 箱根への2ヶ月を頑張っていきたい。


庄司瑞輝③

レース前はいけるという感じはあったが、暑さにやられて失速してしまった。外国人集団は先頭に出るとが分かっていたので、最初は日本人集団の先頭について行ってそこから自分と松浦でペースを作っていく想定だった。しかし、序盤できつくなってしまい予定通りに走ることができなかった。2週間後に控えている全日本駅伝につながる走りをしたかったが、チーム内12位と不甲斐ない結果で終わってしまった。レース自体が良くなかったのでまた一から作り直していきたい。箱根は今年度のリベンジもしたいので力をつけて借りを返したい。


藤原幹大③

集団の中でペースを作る役割として15kmまでは理想的に走れたものの、公園内のアップダウンで苦手な部分が出て後半に失速してしまった。朝は涼しかったがスタート後に日差しが強まり、思った以上に暑いレースコンディションだった。レースプランは、10キロまでは1キロ3分03秒ペース、その後に少し落として公園内で再び上げる計画だったが、後半対応しきれなかった。今回自分が10番手だったのだが、やはり3年生として、この10番手というのは本当に反省する部分しかない。箱根まではあと二ヶ月以上あるので今回の悪かったところを反省して、箱根駅伝に向けてシード権を取れるように頑張ろうと思う。


宮倉騎士③

タイムもレース内容も満足いくものではなかったというのが率直な感想。夏合宿にあまり走れなかっが、9月入り徐々に調子が良くなっていた。万全の状態ではなかったと思うが自分なりにできることやってきた。状態としてはあまり(コンディションは)悪かったわけではないと感じる。ひたすら集団について、ラストに公園に入って最後の数キロくらいで少しでもタイムを稼ぐというのがレースプランだった。今日はチームの中でも他の選手に助けられた。去年の本戦を走ってとても悔しい思いをしてるため同じことにならないように、これからの2ヶ月半で仕上げて、上級生として3年生としてチームに貢献できるような走りをしたい。


棟方一楽③

いつも通りのコンディションで走ることができた。日本人先頭集団としてレースを進めて、後半にその集団から飛び出て勝負して日本人トップでゴールするというレースプランだった。しかし、自分の実力を発揮しきれなかった。2週間後の全日本大学駅伝に向けて自分の体を合わせて頑張りたいと思う。箱根駅伝は去年とても悔しい結果だったのでリベンジできるように頑張りたい。、


和田麻里③

暑さはあったけれど、自分の身体的には軽い状態だったので安心して挑めたと思う。

はじめは集団の中で冷静に進め、中盤から頭角を現して他大学選手を抜かせるようなレースプランを考えていました。はじめからガツガツ行って後半垂れるよりも、落ち着いて入ってから後半伸びた方が良いと言われたので、その通りに進めました。1km3分3秒、5km15分15秒程度を目安にした。

元々のペース設定である64分10秒に届かず、後半も設定したペース通りに進められずに垂れてしまった形になってしまった。しかし、途中で庄司が垂れてきて自分の前にいるのを見て、「10番手である自分の結果がチームの負けに繋がる」と思って気合いを入れ直して、他大学の選手に付いていくことができた。(垂れてしまった理由については)暑さもあるが、元々の力が及ばない部分も多くあると思った。最後まで付いていけるような練習をしていきたい。

箱根駅伝という大きな舞台で、今回のような失敗を繰り返すことはできない。まだ自分に足りない部分が大きいので、今回できなかったところを改善して箱根を走りたい。


大濱逞真②

今日朝来た段階では少し雲がかかってあまり気温が高くなかった。走る直前に気温が高くなって全体的に少し遅いタイム設定になると思ってたが、想像していた以上に他のチームが速かった。個人では1キロm3分03秒で15キロ地点に行き、そこから公園内でペースをあげるレースプランだった。ゴールのタイムが1時間03分50秒で計画通りで走ることが出来た。例年、他のチームもペースを上げていく中で焦らず15キロ地点から力を出していくという共通認識を持ち走った。予選会が初めてで難しいところもあった。もう1回この場所に戻らないように箱根でしっかりシード権を取りたいと思っている。

去年19位という結果になった。今年はシード権をとっていい一年にしたい。


中澤真大②

結構足の痛み自体は結構引いてきて、万全の状態では走れた。タイムも結構自分の中では納得いくタイムで走れて良かった。

タイムはあまり気にせず、先頭集団が見える位置で日本人トップ狙うような感覚で走った。公園入ってからは集団のペースが上がったが焦らず自分のリズムで走った。チーム全体としては8位で結構ギリギリの通過となり焦った。それでも通過は通過なので、今のチームの力と向き合い、次の全日本や箱根に向けて、力をつけていきたい。去年が19位でとても悔しい結果に終わったので、今年は絶対にシードをとって悔しい結果を払拭できるように頑張りたい。


松浦輝仁②

スタートの時点では涼しかったが、後半から徐々に暑くなってきたので、水分を取らないといけない状況だった。自分はアップの時点で体は軽く、良い感じに走れるかなという気はしたが、やはり後半の5キロで足が止まってしまって、先頭集団から離れてしまったのは自分の力不足かなとこの予選会で感じた。監督からは前半から先頭集団に食らいついていけと言われ、前半から積極的に前の方を走るという意識で走っていた。だが、15キロ過ぎ公園内で足が止まってしまって、離れてしまった。チーム全体としては1位というより上位で走ると言ってたが、思った以上の順位である8位という結果に落ちてしまった。チーム全体としてはあまり納得のいく結果ではなかった。箱根駅伝では、どの区間でも区間4位以内を狙って走る。私のAチームの先輩である(入濵)輝大さんや(棟方)一楽さん、そして自分の同期である中澤(真大)らについていけるように頑張っていきたい。


上田翔大①

入学してからずっとを怪我していた。やっと夏合宿で練習を積めることができた。今日は最初の公式レースだったので、調整して楽しんで走ることができた。ハーフが初めてだったので先輩についていきつつラスト余裕があればあげて、1年生の学年トップを取りたいなと思っていた。しかし、出るタイミングが少し早く後半3キロでの失速が結構激しかったのが自分の課題になった。プランは成功しなかったが、思い切った走りはできたので良かった。

初めてのレースをすごく楽しんで走ることができた。本当に大東に来てずっと怪我が続いていて、何をしに来たのか分からなかった状況が続いていたが、今日のレースで1歩踏み出せたと思う。ここからしっかり全日本や箱根といった本戦に出て、自分の競技人生をすごく明るくしていきたい。

中学時代から辛いことがあっても、箱根を目標にしてきた。走ることを目標に頑張っていきたい。


鈴木 要①

アップから体も動いていて、このまま行けば目標設定されていたタイムよりはいいタイムが出るかなという状態だった。

監督からは先輩にしっかりついていけと、後半5キロ、3キロで上げるという形のレースプランと言われていた。頼りになる先輩達にしっかりついて行って、後半5キロに上げることが出来たのでプラン通りに、プラン以上に走ることが出来たと思う。

しっかり予選を走ることができ、こっからまだ期間があるので、更に強化していって、チームの即戦力になれるように頑張りたい。


増子岳①

自分は夏合宿を積んでやることはやってきたので、自信もあり、少し緊張感を持ちつつ最高のコンディションで挑めた。先頭の主力メンバーが単独走でタイムを稼いで、自分たちは集団走でみんなで固まって、タイムロスがないようにみんなで声を掛け合っていく作戦だった。給水も回したりして、着々とレースを進めることができた。主力の怪我だったりとチームは万全でない状態で走ったが、やっぱり大東文化は8位で終わる大学ではないので、悔しさはあります。ここから全日本や箱根の本戦が始まるので、しっかり結果を残して大東が戻ってきた、もう一度やり返すという自分たちのスローガンにも掲げてる通りの結果を出していきたい。いい状態で上がってきてると思うので、自分たちの目標であるシード権を獲得して、その中でも5位以内というところを目指しているので頑張りたい。


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