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勢い届かず逆転負け
大東文化大学 25 14 23 18 =1
日本大学 19 25 25 25 =③
2025年度秋季関東男子2部バレーボールリーグ戦、第10日が10月19日に大東文化大学東松山キャンパスで行われた。本学男子バレーボール部は第1セットを先取したものの、その後日本大学にセットを連取されセットカウント1-3で逆転負けを喫した。
第1セットは野添凌(スポ科4)の片手のセットアップから川中太翔(経営4)のアタックという攻撃で1点目を先取して試合が始まった。その後も終始本学がリードする展開。不意をつくような野添のツーアタックや、服部将真(現経3)のブロックなどの活躍で得点を重ね、24-19でセットポイントを握る。最後は、両校と審判によるタッチネットの協議で一時騒然となるも、大東文化大学のポイントとなり、25-19で第1セットを先取する。△見事なセットアップを見せる野添凌
しかし、この判定が日本大学男子バレーボール部に火をつけた。第2セットは、日本大学の得点から試合が始まる。その後も流れは日本大学にありリードされた展開が続く。第1セットでは、ミスもいくつか見られた相手のサーブだったが、本領発揮したかのような強気なサーブに本学は対応できない。そのままこのセットは14-25でセットカウント1-1となる。
第3セット、序盤から勢いを見せる本学。3-1まで点差を広げる。清家大和(スポ科4)や服部を中心としたアタック攻撃で9-6までリードする展開を見せる。しかし、勢いがとどまることを知らない日本大学は徐々に本学に圧をかけていき11-12で追い越す。野添による1枚ブロックが2回続くもののリードが覆ることはなく、惜しくも23-25で第3セットも取られる。
△服部将真によるアタック
第4セットは、お互い一歩も譲らず序盤から取って取られての展開が続き、12-13となる。だが、日本大学のブロックが冴え渡り3連続得点される。なんとか2点を取り戻すも相手のノータッチエースや強気なアタックが光り、18-24と相手のマッチポイントになる。なんとしてでも勝ちたい本学は、メンバーチェンジにより小金葉(スポ科3)を投入。しかし、またしても相手の鋭い強気のアタックによって18-25で試合終了となった。
試合終了後野添は、「相手は自分たちの攻撃に対して拾って切り返すことができていたが、自分たちは一発で決められてしまう部分があったため、そこが敗因につながったと思う」と笑顔を見せず試合を振り返った。
リーグ戦最終戦となる10月26日は慶應義塾大学との対戦だ。野添は「今回の負けは一度忘れ、弱いところを直して、強いところを底上げしていきたい」と入れ替え戦進出向けての気持ちをあらわにした。
【記事・写真:中村心美、近藤有】