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2025年関東大学ラグビーリーグ戦 1部
日程:11月15日(土) キックオフ13時
会場:小田原市城山陸上競技場
大東文化大学vs東海大学
『執念のトライを見せるも敗戦』
<結果>
前半 7-26
後半 14-28
Total 21-54
紅葉に染った木々の中に太陽が差し込む小田原市城山陸上競技場で東海大学戦を迎えた。対戦相手の東海大学はここまでリーグ戦を全勝している。
試合は開始早々、東海大に得点機を与えてしまう。右サイドに大きくキックパスで蹴られ、ボールをこぼしながらもインゴールまで運ばれトライを許してしまう。続く前半15分、10番キャプテンの伊藤和樹(スポ科4)が相手選手との接触によって負傷交代となってしまう。交代した直後、本学のDF(ディフェンス)陣が東海大のテンポの良いFW(フォワード)の攻撃に崩され、アドバンテージを与え、またもトライを決められてしまう。
キャプテンが離脱し思うようなプレーを仕掛けられていなかった本学だったが前半33分、WTB(ウィング)山田真生(スポ科2=遠軽)が東海大のパスミスを逃さずインターセプトし、1本を返しゴールも決め7-19とする。

相手に追いつかせない走りを見せるWTB山田真生
前半終了間近、本学は東海大のFWのテンポの良いパスワークで崩され、トライラインを割られてしまう。東海大の攻撃の勢いを止められなかった本学は前半を7-26で終了し、ハーフタイムに入った。
FB(フルバック)タヴァケ・オト(外英4=御所実業)のキックオフで始まった後半。差を埋めたい本学だったが開始早々、相手に押し込まれ、失点。
攻守のかなめになるFBタヴァケ・オト
試合中盤、太陽が雲に隠れ、グラウンドには風が少し吹き始める。そんな天気の変化とともに本学は怒涛の反撃に出た。後半20分、HO(フッカー)大西樹(スポ科4=御所実業)が激しいコンタクトを制し、ゴールポスト付近へのトライを決める。
HO大西樹と共に飛び込む選手たち
試合終了間近、本学のFWはスクラムでプッシュし相手のミスを誘いペナルティを獲得。ラインアウトからモールを組み、東海大DFを押し込みゴールライン目前まで迫る。

執念を見せる選手たち
SH (スクラムハーフ)徳重隼(スポ科1=御所実業)のパスを受けとったCTB(センター)小澤匠(社経2=札幌山の手)が相手にタックルをもらいながらもインゴールに飛び込み、試合最後の1本を勝ち取る。 FBタヴァケ・オトが最後のキックを決め21-54でノーサイドとなった。

仲間の思いを胸にをトライを決めるCTB小澤匠
試合を終えて、伊藤和樹(スポ科4)は「東海大はFWが強い。攻められるときついことはわかっていた。風の影響もあったが、後半相手の陣地でしっかりプレーをすることを意識した。後半は前半に比べて良かったと思う。今まで裏でサポートしてきた中で、今までの練習を最高(東洋大学戦)でガツンとぶつけていきたい。」と試合を振り返り、意気込んだ。次戦が4年生最後の試合となるか中で酒井宏之監督は「リーグ戦にはいつも多くのファンが駆けつけてくれている。ここ最近の試合ではいい所を見せられていないけれど、最後の秩父宮では大学側も色々と準備してくれているのでいい形で4年生を送り出したい。」と語った。
次戦は秩父宮ラグビー場で東海大学戦となる。この試合がリーグ戦最後の1戦となる。サポーターも多く来る中で勝利の喜びを分かち合いたい。
文/写真:宮間悠貴
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