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第72回秩父宮賜妃杯全日本バレーボール大学女子選手権大会 1回戦
日程:12月2日(火)
会場:所沢市民体育館サブアリーナ
大東文化大学vs金城大学(北信越ブロック)
『持ち味を100%出し、ストレートで快勝』

<結果>
大東文化大学/25 25 25 /3
金城大学 /12 16 17 /0
<試合レポート>
「選手一人ひとりの個性を100%出し、みんながそれぞれの役割を果たしたことが勝利につながった」(柾木藍・スポ科4)
主将の柾木がこう話すように試合は、序盤から「才華奮迅」を体現したプレーで金城大学を圧倒した。
負けたら終わりの緊張感の漂う中での試合は、金城大のサーブから始まった。相手サーブを丁寧にレシーブし、三段攻撃を組み立てると最後は4番星陽菜多(スポ科4)のスパイクで先制点を決める。続く星のサーブも決まり試合の流れを引き寄せる。第1セットの立ち上がりから5点連取し5-0で試合の主導権を握ると、本学は相手に10点差をつけて20点台に乗せる。さらに9番横木亜由美(スポ科3)の強烈なサーブで相手のレシーブを乱すと、ネットを超えるほどまで膨らんだレシーブを3番杉山実莉(スポ科4)がダイレクトで打ち返し23-10とする。その後も快調に試合を運び第1セットを先取。

背面でサインを示す左・星と右・横木
続く第2セットも7番宜保あいる(スポ科4)の安定したレシーブがチームの勢いを支え、金城大を寄せ付けない。試合の好調さは、修正力にも表れていた。
「やりたいことをやって、詰まったらやり直そう」(星)
4年生が中心となって試合の合間やタイムアウト時に話し合い、相手の特徴に合わせたプレーを継続させていた。第2セットを25-16で勝ち切ると、本学はギアをもう一つ上げて、第3セットに突入した。
これまで金城大を抑え、自分たちが準備してきたプレーが発揮する場面が増えると、途中出場の選手も試合の雰囲気に飲み込まれることなく大東のバレーボールを実行していた。。第3セット中盤から大河原マイヤ(外中4)を出場させると、持ち前の身体能力から発揮される鋭いスパイクで得点を重ねる。試合後半で疲れも出始めるこの時間帯にチームを再加熱させる役割として貢献した。10点差をつけて先に20-10としたが、小さなミスが重なり失点が続き21-15まで追い上げられる。本学はここでタイムアウトを取り、気持ちを入れなおした。
タイムアウト明けからは、相手のミスも重なり失点を2点に抑え、好調を維持したままサーブ、スパイクを決めきり25-17で第3セットを取りきり、セットカウント3-0で勝利した。

スパイクを打つ渡邉織(スポ科3)
次なる相手は日本女子体育大学である。相手校は本学が所属するリーグの一つ上の1部に位置する。
「今まで通りでは勝ち切ることはできない。やはり一人ひとりが自分のやるべきことを理解した状態で試合に臨み、100%以上の力を発揮したい」。(宜保)
3年生も多く出場するチーム体制ではあるが、女子バレーボール部に所属するすべての部員が主役となり、格上相手でもぶれない気持ちをもって二回戦も勝利を掴みたい。
写真:中村心美 記事:宮田脩平

