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インフルエンザを乗り越えて、堂々の3位入賞!
2025全日本大学女子選抜駅伝競争(富士山女子駅伝)が12月30日に富士山本宮浅間大社前から富士総合運動公園陸上競技場までの計43.4kmのコースで行われ、過去5度の準優勝に輝いている本学は、レース途中にトップに躍り出たものの終盤に逆転され、悲願の優勝には一歩及ばず総合3位でフィニッシュした。

▲レース後に笑顔を見せる選手たち
今大会は第43回全日本大学女子駅伝対校選手権大会で出場を希望した上位12校など全24校が出場する。
気温10度を超える暖かな太陽の光が富士山を照らすなかスタートの号砲がなった。1区を任された相場茉奈(教育3)は1位集団に食らいつき、先頭と8秒差の5位で2区の平尾暁絵(英語3)へタスキを渡す。平尾は後方からの追い上げにも揺るがない安定した走りを見せ、5位を維持して3区の鈴木彩花(スポ科1)につなぐ。鈴木は順位を2つ上げて3位で4区の森彩純(スポ科3)にタスキリレー。森はトップとの差を17秒縮める好走を見せ、今大会最長区間である5区を走る本学のエース、サラ・ワンジル(英語3)に3位でタスキを託した。
スタート時点で47秒あったトップとの差はみるみる縮まり、4.3キロ地点でワンジルが一位に躍り出るとそこから独走状態で区間記録を叩き出す。ワンジルは2位の東北福祉大学に47秒差をつける圧倒的な走りで同一区間3年連続となる区間賞を獲得し、6区の蔦野萌々香(スポ科3)につなぐ。力走を見せた蔦野は1位をキープして7区の秋竹凛音(英語1)にリレー。入学時に「富士山女子駅伝の7区を走りたい」と希望していた秋竹は、1年生ながらに冷静な走りを見せるものの3.9キロ地点で後続2校追いつかれる。いずれも初優勝のかかった3チームで激戦を繰り広げたが、秋竹はわずかに力及ばず3位でゴールテープを切った。

▲ゴールテープを切る秋竹
・総合結果
2時間23分10秒 大東新記録!
・個人結果
1区(4.1km) 相場 茉奈(教育3)
12分55秒 区間5位
2区(6.8km) 平尾 暁絵(英語3)
21分35秒 区間9位
3区(3.3km) 鈴木 彩花(スポ科1)
10分15秒 区間5位
4区(4.4km) 森 彩純(スポ科3)
14分25秒 区間4位
5区(10.5km) サラ・ワンジル(英語3)
33分29秒 区間1位 区間賞・区間新記録
6区(6.0km) 蔦野 萌々香(スポ科3)
19分56秒 区間4位
7区(8.3km) 秋竹 凛音(英語1)
30分35秒 区間6位
【監督・選手インタビュー】
外園 隆監督
12月21日に部員がインフルエンザに感染した。感染がわかった時には部内に激震が走るくらい大きな衝撃だった。その数日後にまた2人感染してしまい、本当にどうなるんだろうという不安がよぎる中で学生たちが自主的に「寮のことは任せてください」と素晴らしい管理をしてくれた。10日前となるとだいたい区間配置が決まっており、そこに向けてトレーニングしていくが、チーム内で区間変更をしなければならなくなった。区間を変えるとレースの全てが変わってくるので、そこから気持ちを入れ替え、なおかつ走る区間が変わる動揺を払拭しなければいけない。そういうことを選手たちが自らやってくれた。今、レースが終わり私がかける言葉は2つ。「お疲れ様」「ありがとう」。
私も部員もエントリーの数時間前まで調整してオーダーを提出し、そしてようやくスタートラインに立てると思いほっとした。今回はチャレンジャーの気持ちで楽しむことを大事にして挑んだ。私は本当にみんなに感謝するのみです。ここまで選手たちが成長しているというのを見れただけでも嬉しく思っている。この子達は私の誇りです。これからもみんな頑張って行きますし、来年は必ず優勝します。
1区 相場 茉奈(教育3)
前半周りを見ながら判断して自分で勝負どころをかける予定だった。最初から前に出て冷静な走りはできたが、ラストにスパートをかける余力が残っていなかった。コンディションは関東女子駅伝を経てそこで課題を見つけてから11月12月で調子を上げることができていた。今日はまず最初の上り坂で冷静に腕を振って楽に走るということを意識し、平坦では2.5キロくらいから自分はキツくなるだろうと思っていたのでそこまで粘って走る。ラストの下り坂ではラストスパートをかけて先頭と勝負し区間賞を取るというレースプランだった。しかし、ラストスパートをしっかり出し切れなかったのでもっと持久力が必要と感じた。来年は精神面、生活面、走りでも下級生を引っ張っていけるように7人で協力してラストを笑顔で終われるようにしたい。
2区 平尾 暁絵(英語3)
チーム内で区間変更があり2区を走らせていただいたが、自分の役割としては順位をあげてチームの流れと勢いを作るということと、サラが走りやすいように1秒でも早く走るということだった。しかし、それが出来なくて後に控えている選手に負担をかけてしまってすごく申し訳ない気持ちでいっぱい。2区は下りを基調とした区間だが個人的に下りよりは上りの方が好きで、苦手意識を持ったまま走った。それでも、目標タイムで走れて粘り強くいけたというのはすごく良い収穫だと思う。自分は脚力もなく心拍もすぐ上がってしまうので、他の選手と比べて走り込みが足りないなと感じた。この1週間「大丈夫かな」という気持ちはあったが、ここ3日で調子を合わせてこられたのでコンディションは良かった。最初は塊で来るとわかっていたので得意の上りで自分のリズムを作り、下りに入っても焦らずに落ち着いたレースを展開することがプランだった。今年4年生が作ってくれたこの良いチームで優勝ができなかったので、来年こそは必ず優勝をする。サラも本当に頑張ってくれていて今年はとても悔しそうだった。サラがいなかったら自分たちが表彰台に立てることもないのでサラのそういう思いも背負って必ず優勝したい。
3区 鈴木 彩花(スポ科1)
(平尾)暁絵さんからタスキを貰ってからはとにかく前を追いかけるつもりで走った。最終的に順位を2つ上げることができたのは良かったが、まだラストを上げることができたかなという悔しさが残っている。レース中盤で、もう少し粘って後半にかけてペースを上げられるように基礎的な筋力や体力を鍛えたい。大東文化大学の一員として、3区で走らさせていただいた事を誇りに思っている。最近は練習も積めるようになって調子が上がってきていたため自分の目標タイムを上回ることが出来たのはとても嬉しかった。今日は前に選手がいたら抜くという気持ちで走ることと、中盤から終盤にかけて粘り強い走りをしたいと思って走った。今年は3位という結果になったが、来年は初優勝を狙い自分も責任をもって走りたいと思う。
4区 森 彩純(スポ科3)
最初落ち着いて入り残り2キロから土手に入るまでに切り替える走りを目標にしたが、ラスト1キロで自分の弱さを感じた。コンディションとしては、全日本で4キロ走ってからそこでの悔しさをバネにここまでやってきたので、しっかり調整して練習をできていた。どんなレース展開がきても、ラストの2キロまでは足を残しておき、土手に入ってから風の影響があるのでそこから切り替える走りして、ラスト400mで勝負をすることをプランとしていた。苦しくてもペースを刻んでいけるようになったが、イーブンペースで押していく力とラスト切り替える力をつけたい。来年は地元の静岡で優勝して笑顔で終われるようにしたい。
5区 サラ・ワンジル(英語3)
1キロから5キロまで良いペースで走れたが、6〜8キロはキツかった。最後残り2キロでやってやろうという気持ちだった。1分以上記録をあげたいと思っていたができなかった。全日本駅伝よりコンディションは悪かったため、今後頑張りたい。
6区 蔦野 萌々香(スポ科3)
7区に控える凛音のためにサラからタスキを受け取ったら更に突き放すというのが役割だったが、逆に詰められてしまい凛音に負担をかけた事がすごく悔しい。3分15秒のペースで押していき、1キロを切ってから上げるというプランで走った。まだ中盤の粘りを一定に保てないので自分の持っているペース感覚を上げるということが課題。来年は自分の走りでチームに貢献して全日本、富士山と2冠することが目標。
7区 秋竹 凛音(英語1)
今回の7区は自分が大東に入って走りたいと思っていた区間で、それが叶ってチャレンジしながら楽しむということを目標に走った。前半の区間のメンバーがリードを広げてくれて、あとは自分がゴールテープを切ることが役割だったが、序盤から抜かれて差を広げられてしまったことが自分の弱いところでもあるし、今回優勝できなかった原因だと思う。10000mを走れる脚力をつけ、上りに強くなって、もう一度リベンジしたいと思う。最初の平坦の3キロでどれだけ自分のリズムを作って、後半に繋げられるかということを第一に考えて走り、後半5キロ、6キロの上りからも勢いを落とさずに走るというのを目標にしていた。来年はただ優勝するのではなく、断トツ優勝できるようにもっと自分が長い距離を走れるようにしてサラさんに負けないくらいの大東の柱になれるように頑張りたい。
【取材・記事:中村心美、大谷優芽】

