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2022.12.30
陸上競技部女子長距離

【陸上競技部女子長距離】2022富士山女子駅伝

スマイルサンドイッチ作戦で

意地の6位入賞


2022全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)が12月30日、静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社前から富士市の富士総合運動公園陸上競技場までの7区間43.4kmのコースで行われた。本学は2時間27分40秒の6位という結果に終わった。



今年で10年の節目を迎えた富士山女子駅伝。

本学は4年生2人を1区と7区に配置する「スマイルサンドイッチ作戦」で臨んだ。

澄んだ空気の中、号砲と共に1区の吉村玲美(スポ科4)はスタートした。前半、先頭集団を引っ張るが、2.5km地点で名城大学に差をつけられる。背中を追うも3位で2区藤原唯奈(スポ科2)にタスキリレー。

その後は順位を落とし、11位で7区にタスキを繋ぐ。

今年で3連続の山登り、最終7区を担当した山賀瑞穂(スポ科4)は4年生の意地の走りをみせ11位から6位まで順位を上げた。両手を頬に添え「スマイル」でゴールした。





《結果一覧》

1区(4.1km) 吉村玲美(スポ科4)   12分56秒【区間3位】

2区(6.8km)藤原唯奈(スポ科2)   21分52秒【区間14位】

3区(3.3km)川島琴美(日文3)   10分40秒【区間10位】

4区(4.4km)上田琴葉(スポ科1)   15分13秒【区間20位】

5区(10.5km)川瀬真由(社会1)   36分32秒【区間15位】

6区(6.0km)鈴木日菜子(スポ科2)   20分23秒【区間8位】

7区(8.3km)山賀瑞穂(スポ科4)   30分4秒【区間4位】


監督・選手コメント

外園隆 監督

今回の6位という結果は4年生の先輩たちが残してくれたもの。この順位が2桁になってしまっていたら来年は厳しいかった。チームで8位入賞を目指してきたなかで最後山賀が6位という結果を残してくれたのは後輩たちへエールを送ってくれた走りだった。全日本4位、富士山6位という結果は満足はしていないけれど、チームを始め、私やスタッフも勉強や成長ができたいい1年だった。


1区 吉村玲美(スポ科4)

今回は全日本駅伝の4位を越えて3位入賞と区間賞を取ることを目標にして前半スピード勝負で後半への貯金ができなかったところが自分たちに足りないところだと思った。自分のスピードを活かして目標タイム通りに1区を走れて良かった。区間賞は取れなかったが後半も足を伸ばして自分の力を出しきれた。

今年は全日本、富士山と目標に届かず悔しい思いをしたので来年は頼れる一年生とさらに上を目指して頑張ってもらいたい。


2区 藤原唯奈(スポ科2)

前回の全日本駅伝でチームに申し訳ない走りをしてしまったので、気持ちを切り替えて今回はチームのために走った。2キロ地点で後ろにつかれたが焦らず冷静に自分のペースで走れた。4年生の先輩方ならやってくれると信じて走り6位になれた。ここまで信頼できるのは実力だけでなくお二人の人間性が素晴らしいからだと思う。これからは実力のある一年生に頼るのではなく自分たちも上級生として優勝を目指していきたい。


3区 川島琴美(日文3)

4年生と最後に走る駅伝だったため、感謝の気持ちを伝えるために練習を取り組んできた。自分の考えていたタイムよりも遅くなり、足を引っ張る形となってしまった。今回走れたことは自分の中でも大きかったし、チームとしても恩返しができたと思う。


4区 上田琴葉(スポ科1)

4区がスピード区間だったのでもっと逃げ切りたかった。自分の実力不足を感じたし、もっと成長しないといけないと実感した。

今回絶好調の状態で走る事が出来なかったので、コンディションが悪い中でもいいパフォーマンスができるように自分自身を分析していきたい。


5区 川瀬真由(社会1)

今回のレースプランとしては最初の1kmでペースをつくって、ラスト3km、1kmで切り替えて走ることを考えていた。最初の1kmはプラン通りに進められたが、4km、5kmで中だるみしてしまって上手く走ることが出来なかった。


6区 鈴木日菜子(スポ科2)

アンカーの瑞穂さんに笑顔に渡すということと、区間3位で走るということが目標だった。もう少し上位でたすきを渡したかったという悔しい気持ち。本当にあっという間に終わってしまったというのが感想で、最後に4年生の瑞穂さんとタスキリレーができたことが嬉しかった。来年はもう一回り強くなって、ここに戻ってくること、また全日本で戦えるようにまた頑張りたいと思う。


7区 山賀瑞穂(スポ科4)

今年も自分が山登りをすることになり、緊張せずに走れた。今年のチームは良い切磋琢磨ができて本当にいいチームだと思います。3週間の教育実習でなかなか練習ができなかったがたくさんの方々の顔を思い出し応援をしてもらって走りました。前の選手が見える位置でタスキをもらって3位まで順位を上げたかったが中だるみしてしまい6位になってしまった。でも順位を上げられて最低限の入賞は死守できて良かった。来年はさらにおもしろいチームになると思うのでもっと高みを目指して頑張ってもらいたい。


△笑顔でフィニッシュした山賀

【岩﨑美侑・内川可南子・岡野光来】