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若い力で9度目の準優勝
第41回全日本大学女子駅伝対校選手権大会が10月29日(日)に仙台市陸上競技場をスタートフィニッシュ地点として、6区が4年ぶりのコース変更により約1キロ増え、6区間38kmのコースで行われた。
今回は6区間のうち、5区間に勢いに乗っている一年生を起用。特に5区のサラは全日本インカレの10000mで優勝、5000mで2位入賞をしている。6区の野田は同大会5000mで3位入賞を果たした。他の選手らも同級生の活躍に感化され急成長している。13年連続出場で準優勝を8度も経験している本学は大東文化設立100周年の記念に悲願の優勝を目指し、杜の都を駆け抜けた。結果は2時間5分21秒の2位で優勝にはあと一歩届かなかった。
レースは名城・立命館大学にリードされる展開で1区の吉井優雅(スポ科1)が9位で2区の平尾暁絵(外英1)にタスキ渡し。平尾は6位で3区の四元桃奈(スポ科3)へ託し、4区の蔦野萌々香(スポ科1)が7位から3位まで上げた。サラ・ワンジル(外英1)は前の城西大学と40秒でタスキをもらい猛追。1分差だった立命館大学を抜き2位に躍りでてトップの名城大学とは30秒差となった。アンカー勝負となった6区。野田真理那(スポ科1)は一度3位になるが前を追いかけ2位でフィニッシュした。
【競技結果】
総合タイム 2時間5分21秒 2位
１区(6.6km) 吉井優雅（スポ科１）21分59秒 区間9位
２区(4.0km) 平尾暁絵（外英１）13分14秒 区間4位
３区(5.8km) 四元桃奈（スポ科３）19分27秒 区間12位
４区(4.8km) 蔦野萌々香（スポ科１）15分58秒 区間3位
５区(9.2km) サラ・ワンジル（外英１）29分20秒 区間1位
６区(7.6km) 野田真理那（スポ科１）25分23秒 区間5位
【監督･選手コメント】
外園隆監督
守りに行ったら駄目だと思い攻めの走りをしてもらった。選手には後悔しないような走りをしようと伝えた。1週間前には今日の選抜は決めていた。選手はまだ若いので、来年に向けた選抜でもあった。結果は今一歩届かなかったが、先に繋がった。他大学は1区でエース級の選手を数多く投入してきたが、そこについていけたのが大きかった。この勉強は富士山女子駅伝で生かしたい。
１区 吉井優雅（スポ科１）
自分たちは優勝を目指していたため2位は悔しい。さらに区間9位なことも悔やまれる。優勝する為には流れを作らなければならなかった。距離が延びた時の対応が課題だ。スピードが持ち味の中で6.6キロという長距離を任されたのは責任を感じた。今日から富士山女子駅伝へは2ヶ月しかない為危機感もあるが、メンバーに選ばれて優勝したい。
２区 平尾暁絵（外英１）
初めての駅伝と言うこともあり、凄くリラックスした状態で挑めたが自分的には満足のいくレースではなかったと思う。前期では体調や怪我に悩まされて良く走れなかったがそれでも監督が信じて2区に自分を置いて配置してくださったことに感謝であり、期待に応えたいと言う気持ちになった。最初の入りは良かったが、2､3キロ目で中だるみしてしまい、そこがラストのスピードも自分でも切り替えることが出来なくて課題かと思った。1週間前に行った合宿でジョグでもポイント練習でも自分をしっかり追い込むことを意識して怪我で心肺機能も落ちてたので、そこでコーチがもっと肺をいじめてと言っていたので強くなりたい。走れるならどこでも任せて欲しい。今回すごい悔しい気持ちだったので富士山では自分の納得行くレースにしたい。
３区 四元桃奈（スポ科３）
優勝を狙っていただけに悔しいが一年生が5人のチームでは良かったです。本来であれば私が3区で流れを変えなくてはいけなかったのに変えられなかったのはキャプテンとして不甲斐ないと思っています。前が見えていただけになかなか追いつけなかったのでほんとに悔しかった。
４区 蔦野萌々香（スポ科１）
2位という結果には悔しい気持ちがあるが、来年につながるいいレースができたと思う。もうひとつ先まで追い上げようとするも力不足で及ばなかった。ただ、最低限の走りはできたと感じる。
５区 サラ・ワンジル（外英１）
今日のレースは楽しかったです。目標タイムを出せなかったので富士山駅伝で頑張りたいです。区間賞取れて嬉しかった。今日の駅伝はめっちゃ良かったです。富士山の目標は、チームで優勝したいです。
６区 野田真理那（スポ科１）
絶対に優勝したいと思っていたが、足が思うように動かずに、立命館の背中を借りる走りで全く納得できない走りだった。今調子が良くないので、追い込み練習をしっかり積んで、富士山女子駅伝では優勝できるように力をつけていきたい。
【内川可南子･岩﨑美侑･黒沢開理･中田愛･星野裕太郎･中山康】
