News

最新ニュース


2024.09.21
男子バレー部

【男子バレー部】2024年度秋季 関東大学バレーボールリーグ戦2部第5日 対明治学院大学

堂々の5連勝 熾烈を極める上位戦へ


大東文化大学    25  25  25   ③

明治学院大学    15  18  13    0


2024年度秋季 関東学生男子バレーボールリーグ戦2部第5日が本学東松山キャンパス体育館で行われた。

リーグ戦開幕から4試合連続のストレート勝利、セット率でリーグ2位につける本学は明治学院大学を相手に完勝。

春季リーグ上位の実力を改めて見せる試合となった。



来週から始まる後半戦に向け、弾みを付けたい本学男子バレーボール部。

第1セット、5-5から連続ポイントを取り、勢いに乗りたい本学は、7-5の場面の激しい応酬を18番服部将真(現経2)が押し込んで制すると、続くポイントを9番岡和輝(スポ科3)が器用にボールを相手コートに落として9-5の4連続得点を決め、明治学院大を離す。

19-13の場面では、20番石原圭吾(スポ科2)がサーバーとして投入されたそのポイントで相手の強力なスパイクをレシーブ。本学の強力なスパイクを受けた相手のレシーブが伸びたところを服部がダイレクトで相手コートに叩きつける。岡と服部の2枚ブロックなどを含める3連続得点を決めた直後、明治学院大に連続得点を許すも、12番野添凌(スポ科3)と4番谷口慶(スポ科4)のコンビネーションから繰り出される速攻で流れを取り戻す。

続くポイントを野添の強力なサーブと、岡のブロックアウトを狙った技が光るスパイクで第1セットをもぎ取った。


野添のサービスエースで始まった第2セット。

谷口の相手の穴を突いたサービス、服部のブロックアウトを狙ったスパイク、野添の再びのサービスエースなどで11-8とし、明治学院大がタイムアウトを取る。流れや体勢を読んで下がることで配置を整えて放った岡のクロススパイクなどが決まるも、本学のミスもあり一進一退の攻防が続く。

相手のスパイクで連続得点を許すが、18-16の場面で谷口がブロックをもろともしないパワースパイクで流れを斬る。

20-16で明治学院大が2度目のタイムアウトを取った直後は岡の2本のスパイクとフェイント、谷口の速攻などで得点を重ね、25-18で序盤の苦しい展開を振り切った。


第3セットはリベロを主将中山から13番白野航稀(社会3)に交代。「とにかく経験を積ませることがメイン。やはり来年はスタメンになるでしょうから、余裕がある時に試合に出して、コートで戦わせたい」という横谷勇一監督の采配だ。

本学のスパイクやサービスのミスがあり序盤は追い掛ける展開。服部のバックアタックでようやく逆転に成功すると、野添が相手の意表を突くツーアタックで連続得点とする。その後2回目のツーアタックも決め、豊富なコンビネーションで得点を重ねていく。

セット終盤には、岡の右からのクロススパイク、小林の苦しい体勢ながらも打ち切った左からのクロススパイクなど、20-13から5連続得点を決め、開幕から5試合連続のストレート勝利となった。


中山は「(こちらの)サーブからブロック、また切り返しで点を重ねられたのは良かった」、「第2セットでは自分たちのミスが重なってブレイク(連続得点)を許してしまった。コンビネーションの確認などをして修正したい」と試合を振り返った。第3セットで交代で入った白野に対しては「彼にはメンバーのミスが目立っていたので、そこのカバーやフォローを意識するように伝えた」という。また、来週の慶応大学戦に対しては「東日本インカレの時に(ストレートで)敗北しているので、そのリベンジをしたい」、「高校の時から練習試合などで戦ってきた相手がいるので、絶対に負けたくない」とコメント。チームとして、そして選手個人としても負けられない戦いに向け、笑みを零した。


セッターの野添は「大事なポイントでスパイカーに対して良いトスを上げることができなかった」、「タイムアウト後のサーブでのミスが多かったので改善していきたい」と述べる。第3セットで見せた2本のツーアタックについては「相手のブロックが動いているのが見えたので、得点が取れたら良いなという思いで(ツーアタックを仕掛けた)」と言う。春から秋にかけバリエーションが増えた攻撃については「メンバーが違うともあるが、春のエースを多く使うバレーから幅を使ったバレーになっていると思う。ミドルブロッカーを使った真ん中での攻撃を使いたかったので、松浦さん(3番 松浦琢磨(外4))や谷口さんとはよくコミュニケーションを取っている」と語る。

高校時代はスパイカーだったという野添。持ち味である強力なサーブにも注目だ。


横矢監督は今回の試合を「学生が主体となって相手のチームの特色、自分たちの攻め方などを考えてプレーしているのが良かった」とコメント。「秋季に入り、良いコンビネーションを行うための擦り合わせのコミュニケーションを自分たちで行うような意識付けしているように見える」と春の結果を経て変わった点を評価した。

チームを引っ張る存在として、4年生部員を挙げた横矢監督。「秋のリーグに入る前に4年生達が『自分たちが引っ張るんだ』という意思表示をした」、「全員がベンチに入れているわけではない。4年生が一致団結して下の学年をまとめ、皆で1部に上がろうという雰囲気作りを作り上げることを期待している」、「4年生の間で夏に話し合ったことを最後まで全うしてもらいたい」と述べた。

また、今回出番は無かったものの、第3日行われた平成国際大学戦で公式戦初出場を果たし活躍した工藤晃輝(スポ科1)に対しては「大きなポテンシャルを持つ選手」、「高校時代、インターハイや春高に出場したなどのキャリアは無いが、それらの経験を持つ選手が多い中でも戦える選手だと思っている」、「足りない技量を伸ばし、経験を積ませたい」と評価。将来のエースに大きく期待を寄せているという。

来週から始まる上位校の対戦に向けては「今までの試合とは重みが違ってくる。実力も全然違う」という前置きをしながらも、「こちらの実力が劣っているわけではないので戦える相手だと思っている。我々が持っているパフォーマンスを大きく落とすことなく、安定した力かそれ以上の力を発揮することが肝心なところだと思う」と前向きなコメントを残した。


次戦立正大学戦の先に待つ上位校との対戦。予てからの目標である入れ替え戦出場に向け、譲れない戦いが始まる。リーグ戦での選手たちの活躍に期待したい。

(取材・記事・撮影:大川真)