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2大会連続のシード権獲得ならず
日程:2024年11月3日
総合11位 5時間18分08秒
1区 大濱 逞真(社経1) 28分21秒(区間5位)
2区 西川 千青(スポ科4) 32分33秒(区間10位)
3区 中澤 真大(スポ科1) 35分17秒(区間14位)
4区 入濵 輝大(社経3) 34分09秒(区間6位) ☆大東記録
5区 棟方 一楽(スポ科2) 36分32秒(区間6位) ☆大東記録
6区 ピーター・ワンジル(国際文化4) 39分38秒(区間16位)
7区 大谷 章紘(国際関係4) 52分36秒(区間9位) ☆大東記録
8区 西代 雄豪(国際文化4) 59分02秒(区間6位)
11月3日に秩父宮賜杯第56回全日本大学駅伝対校選手権大会が開催された。本大会は名古屋市の熱田神宮西門前から三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの106.8キロを8区間で争われるもので、選抜チームのほか25大学が出場し、8位以上に来年度のシード権が与えられる。
本学は前回大会7位でシード権を獲得。今大会でもシード権獲得を目標としていたが、結果は11位。2大会連続のシード権獲得とはならなかった。
1区を任されたのは、大濱逞真(社経1) 。序盤から集団に遅れることなくレースを展開。ラストスパートで少し抜かれたものの、5位でタスキリレー。1区の役割を果たした。2区は4年生の西川千青(スポ科4)。序盤はトップ集団で走るが、徐々に遅れて9位でタスキを渡す。3区中澤真大(スポ科1)も苦しい走りとなり、8位と44秒差の11位で4区入濵輝大(社経3)へ。ここまでは嫌な流れであったが、入濵が8位との差を22秒まで縮めると、5区棟方一楽(スポ科2)が7位まで上げ、チームをシード圏内に再び戻す。しかし、6区のピーター・ワンジル(国際文化4)が区間16位とタイムを伸ばせず12位でのリレーとなると、7区大谷章紘(国際関係4)、8区西代雄豪(国際文化4)もシード圏内に戻すことができず11位でゴール。シード権を獲得することはできなかった。
出雲、全日本共に満足いく結果を残せなかった本学。箱根駅伝でのリベンジに向けて、挑戦を続ける。
▲11位でゴールした西代
真名子圭監督
「出雲の雪辱ということでシード権をどうしても取りたかったのですが、1つのミスが総合順位に大きく影響してくるということで、改めて駅伝の怖さというのを実感させられました。出雲がダメだったからこそ全日本でというところで、出雲の失敗を成功に変えようと学生には話していましたが、同じミスをしてしまったというのは監督である私の責任かなと重々感じています。1区大濱が先頭と3秒差の5位と理想通りのスターターをしてくれて、4区入濵5区棟方が堂々とした走りで区間6番、アンカーの西代も8番目を追って区間6番の走りをしてくれたのは、チームとして箱根の収穫になったと思います。出雲、全日本で悔しい思いをしたので、箱根では必ずシードを取って笑顔で終われるようにしたいと思います」
大濱逞真(社経1)
「レースは全体的にスローペースでした。監督からは余裕あったらラスト2kmから3kmで1回(前に)出てみろっていうことを言われてはいたんですけど、向かい風が強かったことと、 全体的にほんとに想定していたよりもかなりスローペースだったので、 自分が出ても集団全体を自分が引っ張るだけの形になってしまうという判断で、出ずにラスト勝負になりましたが、ラストは少し前へ出されてしまったような感じになってしまいました。ですが、最低限の3秒差で繋げたので、そこは良かったのかなという風に思ってます。出雲の後ではあったんですけど、全日本もやはりスピードが必要となるので、 1週間は少し距離を踏んで、ためを作った状態でラストのスピード練習に備えました。やはりチーム全体として少し疲労感が残っていたかなっていう部分もあって、調整といった意味でうまく合わなかった部分もあるのかなという風に思います。今できる走りはできたのかなと思っているので、次は箱根があるので、そこにしっかり繋げていきたいなという風に思ってます。箱根駅伝では往路を走りたいなと思っているので、前半区間でチームに流れを作れるような 走りができたらいいなと思ってます」
西川千青(スポ科4)
「昨年と同じく2区走者での出場で、1区の混戦模様から抜け出したい気持ちを持ってスタートしましたが、4km地点あたりから周りのペースに対応できずに終わってしまったところが残念に思います。予定より短い距離の区間を走ることとなったので、本来の練習よりさらにスピード重視の練習に切りかえて取り組みました。練習中ではその力が発揮できていましたが、今日のレースでは上手く発揮することができなかったように感じます。ここまで出雲駅伝、全日本駅伝と悔しいレースが続いているので、箱根駅伝こそはシード権獲得と個人目標である区間5位以内を目指して頑張りたいです」
中澤真大(スポ科1)
「自身の走りを振り返って、目標としていた順位もタイムにも届かなくて悔しいです。出雲以降、意識してきたことは全日本まで時間もなかったので単純に練習の距離を伸ばしました。全日本一週間前は身体の調子を整えるために感染症対策や生活リズムを意識しました。箱根に向けては、全日本で悔しい思いをしたので怪我をしないようにしっかりと練習を積んで、箱根の山の区間で走る可能性があるので、活躍していきたいです」
入濵輝大(社経3)
「4区は昨年も走っているコースなので不安はなかったです。タスキを貰った順位がシード圏外で、前にいる1、2校の選手もシード圏外の選手だったので、とりあえずシード圏内を狙うために突っ込んで走ろうという気持ちで走りました。後半少し粘れなくて、そこ粘れたら15秒から20秒ほど縮められたと思うので、そしたらシード圏内だったので悔しいです。少し暑くて、途中の給水で摂ろうと思ってたんですけど、そこで給水を摂れなくて後半に響いたと思うのでそこのミスは大きかったのかなと思いました。ポイント練習で1、2本は設定タイムよりもペースをあげていて、その効果も今日はでたと思います。大東記録は狙っていたわけじゃないんですが、次の区間の棟方が三大駅伝初出場だったり、3区中澤が1年生ながら走ってきてくれたというので、上級生になった自分がなんとかしないといけないという気持ちで走ったおかげで出たと思うので、自分の力だけで出た記録じゃないなと思います。箱根駅伝では出雲駅伝、全日本大学駅伝の雪辱を果たすために自分がしっかり区間賞をとって、走っていきたいと思います」
棟方一楽(スポ科2)
「今回が初駅伝でしたが、なかなか駅伝に走れないことが多く、まずは今回選んでいただいたんでしっかりチーム恩返しする気持ちで走りました。また、前が見える位置で渡されるためしっかり攻めの走りをして自分の力を発揮して、前半突っ込んで少しでも順位を上げるような走りが出来て、自分の走りとしては最大限発揮できたかなって思ってます。自分としてもとても出たかった出雲駅伝に夏合宿の最後の怪我で出雲には間に合わなくて、絶対全日本には間に合せたいと思って取り組んできた。箱根駅伝に向けては自分の任された区間をしっかり走って、今回以上の活躍をしてチームに絶対貢献してシード権を自分の力で掴みたいです」
ピーター・ワンジル(国際文化4)
「意外な暑さと風にやられ、思ったように力を発揮しきれませんでした。箱根駅伝に向けて更に練習を重ね、気持ちを高めていきたいです」
大谷章紘(国際関係4)
「前半はタイムを取り戻すべくスピードを上げようとしましたが、思うように上げることができませんでした。辛いことに耐えることを意識し練習に取り組んできました。そのため、ペースが大きく落ちることはなかったです。箱根に向けて、スピードの確保と維持する体を少しでも作りたいです」
西代雄豪(国際文化4)
「2年ぶりの8区ということで、ほんとに楽しみにしてました。目標だったタイムを達成することはできましたが、やはり区間5位というところを目標にやってた中での6位で、そこは悔しい結果になってしまったなと思います。前の行く大学を追う中で、2校が近くに見えていたんですけど、1歩及ばなかったです。やはり実力だったり、甘さが出たかなと思います。前々から長い区間を走りたいと思ったので、そこを走るつもりで準備してきましたし、それこそ前期は関東インカルでハーフを走ってる経験もあるので、そういうところを活かしていければいいなという風に考えて練習してました。また、今日は暑い中のレースだったんですけど、目標タイムをしっかり達成できました。1人で走る場面も多い中で、前半はしっかりタイム刻むことできてそこに関してはやってきたことが発揮できたと思います。ですが、先程も言った通り、もう2つ順位上げれなかったっていうところで、シード権まではちょっと難しくても、ラスト切り替えるというところはまだまだ課題なのかなって思います。年度始めに3大駅伝で5位以上を掲げたので、箱根駅伝こそはチームとしてしっかり 5位を目標にやっていきたいですし、個人としても区間5位っていうところ目標にもう1度チーム一丸となって仕切り直して頑張っていきたいなって思います」
【東謙人・岩﨑美侑・黒沢開理・中山康・高木亮佑・津田千空・宮田脩平】