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2025.05.26
陸上競技部男子長距離

【陸上競技部男子長距離】秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会

伊勢路へ!!


【結果】

合計タイム 3時間51分28秒02 2位!!


1組目

菅崎大翔(1)29分04秒67

松浦輝仁(2) 29分08秒29


1組目終了時点

58分12秒96 2位


2組目 

庄司瑞輝(3)29分24秒60

大澤琉欧(2)29分24秒44


2組目終了時点

1時間57分02秒27 2位


3組目

大濱逞真(2)28分37秒

中澤真大(2)28分39秒


3組目終了時点

2時間54分19秒07 2位


4組目

入濵輝大(4)28分33秒15

棟方一楽(3)28分35秒80


1組に各校2人が出場し、10000mの合計タイム上位7校が秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝対校選手権大会の出場権を獲得できる今大会。本学陸上競技部男子長距離は1組目から2位の座を明け渡すことなく、中央大学に次ぐ2位(3時間51分28秒02)で伊勢路への切符を手にした。

△伊勢駅伝への出場を決めた男子長距離の選手達

<1組目>
1組目には松浦輝仁(2)と菅崎大翔(1)が出走。序盤から2人は第2集団の前方に位置取る。レースは1500m付近から徐々に縦長に。松浦は第2集団の2番手、菅崎は4、5番手をキープしながら、1キロ2分55秒ペースを刻む。3400m地点で第2集団が先頭集団に追いつき、大きなひとつの集団が形成された。7800m地点で菅崎が第2集団の先頭に立つと、勢いそのままに8900m地点で先頭集団に追いつく。菅崎はラスト300mでスパートし、自己ベストを更新する組6着、29分04秒67でゴール。

松浦も安定した走りを見せ、ラストでしっかりとまとめて組11着の29分08秒29でゴール。2選手揃って29分台1桁を記録する結果となった。


<2組目>

天候が悪化し、雨が強まり始めた第2組。悪条件の中、庄司瑞輝(3)と大澤琉欧(2)が出場した。

庄司が序盤から先頭に位置し、大澤も500m地点で追いつくとすぐに6人の先頭集団を形成。1組目と同様、1キロ2分55秒ペースを刻んでいく。1500mを過ぎた頃、集団がばらけ第2集団が形成される。庄司はこの集団の2番手、大澤は5番手をキープ。順調な流れでレースを進める中、3600m付近で第3集団が追いつき集団は一時的に大きなひとつの塊となる。レースはその大きな集団を保ったまま6000m付近まで推移するという1組目とは異なる展開に。7800m付近で庄司が第2集団の先頭に立ち、集団を引っ張る。

ラスト400mは庄司が63秒、大澤が60秒と最後は前方にいた選手との差を一気に詰めた。庄司が組8着の29分24秒55、大澤も組10着、29分24秒76。2選手とも自己ベストを記録し、第2組を締めくくった。


<3組目>

3組目には、大濱逞真(2)と中澤真大(2)が出場した。

スタート直後から形成された大集団の中で、大濱は前から4番手、中澤は10番手前後に位置づける。序盤1000m~2000mは1キロあたり2分50秒というハイペース。1・2組目よりも明らかに速い流れの中レースが行われた。2500m付近では中澤が先頭集団の7番目あたりに上がる。以降3000m~5000m区間は1キロ2分55秒ペースに落ち着く。大濱と中澤は肩を並べるように集団の中央で着々と距離を踏んだ。レースが大きく動いたのは7800m付近。先頭が一気にスパートをかけると、大濱と中澤もこれに対応し、再び先頭集団に加わる。大濱は2番目、中澤は4番目につける。そして9000m地点では中澤が果敢に先頭へ。

ラストスパートでは、6人による激しい競り合いの中、残り60mで大濱がトップに立ち、そのまま押し切り28分37秒48の組1着でゴール。中澤もラスト30mで1人をかわし、28分39秒32 の組3着でゴールした。2人の2年生の力強い走りが印象に残る第3組であった。


<4組目>

気温がさらに下がり、グラウンドコンディションも最悪と言える状態となった20時。その中でスタートを迎えた最終組には、入濵輝大(4)と棟方一楽(3)が出走した。ともに長距離部をけん引する主力選手として、各校のエースや外国籍選手が出場するこの組に挑んだ。

序盤からレースは外国籍選手と日本人選手とで明確に2つの集団に分かれる展開となった。入濵と棟方は第2集団に。1~2000mを1キロ2分50秒のハイペースで進行しながらも、入濵が前に、棟方がその後ろに縦に並ぶような形で位置をキープ。以降、2600mから8300mまで、両者はこの隊列を崩すことなく、集団内で安定した走りを続ける。この間も1キロあたり2分50秒のペースを崩すことなく刻み続けた。8300mを過ぎても集団のペースは衰えず、緊張感のある展開が続く。

レースが動いたのは9600m地点。ここで先頭を走っていた他大学の選手がスパートを仕掛けると、入濵も反応する。加速して前に出るとラスト1000mを約2分40秒でまとめた。棟方も最後まで粘り、ラスト1000mは約2分43秒。最終記録は入濵が組15着で28分33秒15、棟方が組17着で28分35秒80。悪天候の中でも安定した走りを貫き、その存在感と実力を示した。



【選手コメント】

棟方一楽(3)

ーコンディション

体の状態は非常に良くて、気温もそんなに高くなかったので、記録会のように走れました。

ーレースプラン

日本人の先頭集団で走り先頭争いをするというレースプランでしたが、レース直前で無理して前に行かなくてもいいと思ったのでしっかりと自分が走れる位置で走り、ラストで競り勝つというプランに変えました。しかし、ラストスパートをかけるタイミングを一周間違えてしまい、振るいませんでした。

今後の目標

10月にある箱根予選会に向けて、自分の強みの持久力も伸ばしつつ、自分の弱点であるスピードを強化していきたいのです。


中澤真大(2)

ーコンディション

良くも悪くも普通でした。コンディションについては安心して走れました。

ーレースプラン

大濱と同じように、9000mまで集団で走りラスト1000mで前に出るプランでした。

ー今後の目標

一人で(ペースを)押していく力が足りていないので練習で、その一人で押していく強さを培っていきたいと思います。


大濱逞真(2)

ーコンディション

良くもなく悪くもなく、いつも通りのコンディションで試合に臨めました。

ーレースプラン

3組目としてタイムを稼ぐために、できる限り前には出ずにラストスパートだけ前に出るイメージでした。

ー総評

9000mまでは集団を利用していき、ラスト1000mで(中澤)真大が出たので、それについて行く形で自分が勝てるタイミングで出ました。

ー今後の目標

7月に日本選手権の5000mがあるので、それに向けて来週の記録会で標準を切れるように頑張っていきたいと思います。


【津田千空・宮田脩平】