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逆転勝利でつかんだ優勝 入替戦進出の切符掴む
5月10日(土)、11日(日)、17日(土)の3日間に渡って行われた2025年春季関東学生卓球リーグ戦女子4部Aブロック。本学卓球部は計5試合を戦い4勝1敗の1位。見事4部Aブロックの優勝を果たし入替戦への進出をつかみ取った。
ターニングポイントは17日、第一試合の明治学院大学戦だ。当時相手は3勝0敗の暫定1位、既に1敗を喫していた本学が優勝を狙うにはこの直接対決での勝利が絶対条件、という状況で迎えた試合だった。ただ第一・第二シングルスを西野万琳(看護2)、菱沼桃嘉(社経2)の両名で臨むも0‐3、1‐3とまさかの2点負け。いきなり敗北の窮地に追いつめられることとなる。しかし背水の陣で迎えた第一ダブルスから本学は追い上げを見せる。第一ダブルスに臨んだのは三宅咲良(外中3)・冨岡桃花(看護3)の両名。あと1敗で終わってしまう、そんな中でも彼女らは見事なプレーで相手を圧倒、一切寄せ付けることなく3‐0で勝利しチームを勢いづけた。勢いそのまま第三・第四シングルも3‐1、3‐0と危なげない試合運びで勝利、見事3‐2で暫定一位の明治学院大学に逆転勝利を決めた。
次戦は6月1日(土)の入替戦、ここで勝利を決めれば3部リーグへの昇格が決定となる。僅差のリーグ戦を制した彼女たちの戦いはまだまだ続く。入れ替え戦をはじめ今後の彼女たちの戦いぶりにより注目していきたい所である。 (記事 中山康)
以下 インタビュー全文
冨岡桃花(看護3)主将
「去年の結果的に低い序列でのエントリーで、格上の人が多い状態だったのが不安ではあったのですが、みんなでいい結果が報告できて良かったと思います。女子は人数が少ないので、男子の皆様にも協力して頂いて、部活みんなで支えてくださった点でとても感謝しています。今回のリーグ戦は東京学芸大学戦のダブルスと明星大学戦のダブルスが印象に残っています。特に明星大学戦は先に2セットを取られる苦しい展開だったのですが、ペアの三宅とどうしたら自分たちの良さが出るのか話し合って勝利に繋げられたので、ペアの力が発揮できたと思います。正直入替戦に行くなんてビックリで、私が入学した時は5部だったのが、そこから4部になれて次は3部との入替戦なので夢みたいなのですが、今のメンバーはみんな前向きに取り組んでいるので、全員の力で頑張りたいなと思います」
三宅咲良(外中3)
「自分の調子が悪かったのに加え、雨で湿気がありプレーしづらかった中でしたが1位という結果で終われてうれしいです。今回の大会に向けてはオーダーの組方を工夫しました。半ば賭けのような感じでオーダー編成をしたのですが、それが好転して勝ちにつながったので良かったです。入替戦ではもう少しスムーズに勝ち切れるように頑張りたいと思います」
菱沼桃花(社経2)
「前回の秋リーグに続いて、個人であまりいい結果が残せなかったので次戦に向けて練習していきたいと思います。今回の試合に向けて周りの方々からたくさんアドバイスをいただいてきて、それを第一に考えながら試合に臨みました。うまくいった所もあればそうでなかった所もあったので、これからは自分でも分析をしながら練習や試合に取り組んでいきたいです。最後の試合では自分からしっかりと動いて得点につなげられたので、とても印象に残っています。入替戦は1戦で決まってしまうので厳しい戦いにはなると思いますが、チーム一丸となって立ち向かっていきたいと思います」
西野万琳(看護2)
「今回全試合で出場があって嬉しい気持ちもありましたが、1勝もできなかったのでとても悔しさの残るリーグ戦でした。ロングサーブからのラリー展開が自分の持ち味の一つなので、3球目攻撃やロングサーブの練習を重点的に行ってきました。今回のリーグ戦ではそれが明確に発揮できたかなと思っています。東京都立大学戦の時に戦った相手は全回負けてしまった相手で今回も勝つことはできなかったのですが、周りの方のアドバイスもあり何とか2セットとることができたので印象に残っています。また、明治学院大学戦では自分の持ち味を出す前に敗れてしまい、反省点の残る試合だったので印象に残っています。入替戦は初めてなのですが、チーム皆で3部に昇格できるように頑張りたいです」
三砂凛花(経営2)
「初めて試合に出させていただいたのですが、最初の2セットを取ってからの逆転負けとなってしまったのは、自分の技術不足だと思います。リーグ戦に向けては、監督や先輩のアドバイスを貰ってサーブの練習を行いました。相手にも効いていたので良かったです。入替戦まであまり時間もないですが、練習で苦手な部分を克服して、今日よりもいい試合ができるように頑張りたいです」
【中山康 東謙人】