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粘りの逆転勝利 4部残留決定
第1シングルス 大沼 2-3●
第2シングルス 青木 2-3●
第1ダブルス 青木・豊田 3-2〇
第3シングルス 豊田 3-0〇
第4シングルス 山崎 3-0〇
6月1日(日)に中央大学多摩キャンパスにて行われた、2025年春季・関東学生卓球リーグ戦の入れ替え戦。リーグ戦で無念の最下位に沈んだ本学卓球部男子は、5部リーグ優勝校の北里大学と対戦。3時間にも及んだ激闘はカウント3-2で本学の勝利、4部残留を決めた。
まさに「起死回生」、4部校としての意地や気概が垣間見られた試合だった。
第1・2シングルスに臨んだのは、大沼龍馬(中文4)、青木夕陽(現経2)の両名。リーグ戦ではチームの主軸として活躍を見せた2人だったが、この試合では予想外の苦戦を強いられることに。結果2-3、2-3と両者ともに惜敗を喫しまさかの2連敗。あと1敗で5部降格というところまで追いつめられてしまう。
負けられない第1ダブルス、本学はここから意地を見せた。チームの期待を一身に背負い戦うのは青木・豊田光治郎(スポ科4)の2人。第1・2セットを相手に連取され0-2のところまで追いつめられるも、第3セットを11-9の僅差で奪取。以降は一切の重圧を感じさせない試合運びで相手を翻弄、セットカウント3-2で勝利の望みをつないだ。
この勝利で勢いづいた本学は、第3・4シングルスを3-0,3-0の完勝で締め、3-2で北里大学との対戦に勝利。劇的な逆転勝利で4部残留を決め切った。
(記事:中山康)
以下インタビュー全文
青木夕陽(現経2)主将
「シングルスは最初の2セットを取れたというのもあったので勢いで行きたかったのですが、相手が自分の苦手なサーブを出してきたことに対応できず、ずっと引きずってしまいました。最初は良かった攻めの部分も気が落ちてしまい上手くいかなかったので、これからレシーブと攻めの部分というのを磨いていきたいと思います。ダブルスはペアの豊田さんがシングルスで負けた後というのもあって励ましてくださって、3球目攻撃など練習した成果が出せました。セットカウントが0-2になってしまっても気負わず丁寧にと言い合っていたので、気楽にできたと思います。今回はリーグ戦で1回も勝てなかったので、秋は優勝を目標に頑張っていきたいです」
大沼龍馬(中文4)
「教育実習が2日前まであって中々練習ができなかったのですが、自分はフォアなどで動けなくなってしまったら負けだと思っていたので、サーブやレシーブなどよりフォアの安定性というのを意識して練習してきました。ただ、緊張もあり自分のプレーができず、フルゲームまで行ったものの落としてしまったので、自分の役目が果たせなかったと反省しています。今回の入替戦は自分は勝てませんでしたが、主将の青木や同期の豊田、山崎に支えられてチームは勝つことができました。秋は自分が胸を張ってエースの立場になれるよう、優勝を目指して頑張っていきます」
豊田光治郎(スポ科4)
「リーグ戦で勝てずにチームに迷惑をかけた分、今日はダブルスもシングルスも勝てたので凄くホッとしています。自分が負けたら降格という場面でしたが、リーグ戦ではプレッシャーに負けて動きが固くなってしまっていたので、あまり気負うことはなく卓球を楽しもうと思って試合に臨みました。リーグ戦が終わってから、自分のプレースタイルや用具などを変えて挑んだのが上手くハマり、良いプレーができたので良かったです。次は4部で優勝して3部への昇格をかけて入替戦に来たいと思います」
山崎敬登(外英4)
「去年に引き続き5部との入替戦に回ってしまいましたが、何とか勝ち切ることが出来て良かったという一言に尽きます。ダブルスから良い流れが来ていた中で、絶対に回すからと言ってくれた4番の豊田が凄く良い試合をしてくれて、自分が勝つという気持ちで試合に臨めました。教育実習期間中であまり練習時間が無かったのですが、その中で自分が何をやったら試合で点を取れるのかと考えた時に、苦手な事をやるよりも得意なサーブやドライブを安定させようと思い練習をしていました。降格をかけた入替戦はもう悔しいので、次こそは勝って昇格をかけて入替戦に回りたいと思います」
【中山康 東謙人】