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春季大会は全敗、6位。主将の伊藤/諦めない気持ちでチームを鼓舞
日程:6月22日(日)キックオフ13時
会場:明治大学八幡山グラウンド
大東文化大学vs明治大学
<結果>
前半 0-20
後半 14-40
合計 14-60
強い日差しの照り返しと強風が吹く中で関東大学春季大会最終節の明治大学戦が行われた。前半の中盤まではSO伊藤和樹(スポ科4)とFBタヴァケ・オト(外英4)を中心にキックを用いた攻撃を展開し、明大と互角にエリアを取り合う。しかし、本学の2名がイエローカードをもらい、一時13人でプレーする状況となる。その間、明大に3トライを許し、本学は無得点のまま前半を0-20で終了した。
後半にトライを取った大谷
このままでは終われない本学は得点機を掴む。後半17分、敵陣10m付近のスクラムでペナルティを獲得すると、伊藤が冷静にタッチキックをゴール前に蹴り出す。ゴール前のラインアウトモールを起点にアタックを続け、最後は大谷晴輝(スポ科2)が強いコリジョンから白紺のジャージーの壁を突破し、待望のトライを決めた。続く22分、伊藤が自陣ゴール前で明大ボールをインターセプト。約80mの独走から連続トライを決め14-34とする。しかしその後は押される展開が続き、4本のトライを許してしまい、最終スコア14-60でノーサイドとなった。
本学2本目の独走トライを決めた伊藤
<コメント>
伊藤和樹
「チームとしては東洋大戦が終わってから戦い方の方向性でキックを多用していくことを意識していました。試合の前半はキックで明治と戦うことができていたと感じます。試合後半から最後にかけては集中力が足りず大きく点差をつけられてしまっています。チャンスはあったものの最後に点を取り切れる能力と精度、集中力の部分が足りておらず、チャンスを一発で取り切るのではなく、じわじわとしっかり前にボールを運んでいけるようにしていきたいです。
対抗戦の強い大学と試合をしたことで、強いチームの組織力を感じることができました。大東には無いオフロードパスであったり、試合中の細かいコミュニケーションであったりとレベルの差を感じたので、自分たちも学ばなければならないと思います。フィジカルの部分は通じるところと通じないところがあり、戦えていたシーンもあったのでそこは良い収穫がありました。
主将として、最後まで諦めない意識を強く持ち、自分が背中で引っ張っていかなければならない。そしてチームを鼓舞してみんなが自分についてきてもらえるように頑張っていきたいと思います。」
酒井宏之監督
「ここ数試合は我慢強さがなかったので、そこに焦点を当て、試合前の2週間練習してきました。その結果、今日は我慢強さが試合前半に出始めていたと思います。動きの部分では対抗戦の上位校はボールを持っていない選手の動きが速く、自分たちが攻めようとセットした時には、相手のディフェンスラインも整えられてしまっています。そういったスピード感を上げようと春やってきましたが、対抗戦グループはまだまだ速いと感じました。夏に向けて、相手よりも自分たちにしっかりとフォーカスを当てて何が課題で何をやろうとしているのか、まずは自分たちがどうなのかを認識しながらやっていきたいと思います。」
円陣を組む選手たち
全敗で終えた春季大会。圧倒的な力の差を感じた試合も多くあったが、それを糧としさらなる強化に繋げていく伊藤組に期待したい。
【撮影・記事 宮田脩平】