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2025.10.04
陸上競技部女子長距離

【陸上競技部女子長距離】第31回関東大学女子駅伝対校選手権大会

31回関東大学女子駅伝対校選手権大会

日程:10月4日(土) 8時50分スタート

会場:千葉県印西市千葉ニュータウン周回コース

「選手層の厚さを感じさせる走りを見せ、3連覇」


<結果>

1区(4.3km) 成瀬 結菜(スポ科1)区間2位 13:26区間新

2区(3.0km) 相場 茉奈(教育3)9:25区間2位

3区(8.6km) サラ・ワンジル(外英3)区間1位 26:43区間新

4区(5.6km) 森 彩純(スポ科3)区間3位 18:31区間新

5区(7.3km) 秋竹 凛音(外英1)区間2位 23:37区間新

6区(5.6km) 平尾暁絵(外英3)18:23区間3位

ゴールタイム:1時間50分5秒 1位

今大会が駅伝デビューとなった2名の一年生(左:成瀬 右:秋竹)


第31回関東大学女子駅伝対校選手権大会が千葉県印西市千葉ニュータウン周回コースで行われた。全6区間の34.4kmを走り抜ける。今大会は10月27日に仙台市にて行われる第43回全日本大学女子駅伝対校選手権大会の選考を兼ねているが、本学はシード校のため選考の対象とはならない。

 今回、チームの主力でもあり主将の川瀬真由(社会4)のエントリーから外れる形となった。その一方で、前回大会にて区間新記録を出したワンジルを前大会同様3区に配置した。また、大学に進学し初の駅伝出場となった2人の1年。成瀬はスタートの1区、秋竹は今大会2番目に長い7.3kmを走る5区にエントリーされた。


前日の予報とは変わり、朝日が差し込むスタート地点。1区を任された成瀬は「タイムはあまり意識せず、リラックスして走れた」と振り返り、1位と1秒差の2位でタスキをつなぐ好走を見せた。

続く2区は、今大会の最短区間。序盤からスピードが求められる。タスキを受け取った相場は先頭の帝京科学大学を追い抜き1位に躍り出ると、順位をキープし3区で待つ、本学のエースのワンジルにつないだ。

大学女子長距離界きっての走力を持つワンジルは、最長区間3区で後方を一切寄せ付けない走りを見せ、昨年の自身の記録を1分近く縮める区間新記録の26分43秒で走りきった。

その後、4区は「サラがトップで持ってくると分かっていたので、その流れを途切れさせないのが自分の役目」語った森が首位を維持し、大学駅伝デビューの1年生・秋竹にタスキを渡した。

4区から5区へとタスキをつなぐ選手

「緊張していたが、1番で来るとわかってからはワクワクした気持ちで走れた」

こう振り返った秋竹は、本人の想定を上回る23分37秒の区間新記録の走りを見せる。ここまで本学の独走状態でつながれたタスキはアンカー6区・平尾に渡った。昨年度の富士山女子駅伝でもアンカーを務めた平尾は、安定した走りを続け、笑顔でゴールテープを走り抜けた。

笑顔でゴールテープを切る平尾選手

【監督・選手コメント】

外園隆 監督

【レースを終えて】

次に繋がるレースができたと思います。

今日の私の指示は「自分を信じて、自分と戦え」でした。今までやってきたことを信じて、戦うのは相手ではなく自分だと。今日の走りでみんな自信をつけられたと思います。

【一年生の走りについて】

1年生の二人は、今までトラック走っていて大学に入学してから、大して記録がないことはわかっていたが、(これまでの練習で)切磋琢磨して、きっちり基礎体力をつけてきた結果が区間新で現れていると思います。

【今後の駅伝シーズンに向けて】

(日頃から)応援してくださっている皆さんの応援を力に、まずは関東を優勝で終えたので、まずは(2位からの)脱却を考えて仙台・富士山に向けて精進して頑張りたいと思います。

1区成瀬 結菜(スポ科1)

【レースを振り返って】

調子は上がってきていて、練習もしっかり積めていました。自分の課題である緊張しすぎて力んでしまうところを、メンタルマネジメントしてリラックスした状態で走ることができました。タイムはあまり意識せず、1区で良い流れでも持っていくことだけを意識して走ったら、意外といいタイムだったので良かったです。

【仙台・富士山に向けて】

全日本ではしっかりメンバーに入って、優勝に貢献する走りをしたいと思っています。チームにはまだまだ早い3年生・4年生がいたり、同級生も速いので、今回の自分の走りを過信せずに謙虚に練習に取り組んで、メンバーに入る準備をしたいです。

2区相場茉奈(教育3)

【今日のコンディション】

1週間前の刺激はちょっと不安の残る状態だったんですけど、この大会前1週間の間で集中して、あとチームの仲間の言葉を信じて、しっかりと大会に向けて気持ち作りと走りの面でもスピードを上げていくことができたので、今日は気持ちのいい状態で挑むことができました。

【目標タイムやレースプラン】

自分は9分30秒を目標とし、区間賞をとりたいと思っていて、タイム的には自分の立てていたタイムよりよく走れていたんですけど、やっぱりまだ城西大学の主力のメンバーの選手に少し負けてしまったっていうところが、やっぱり全日本では名城大学さんや立命館大学さんがいる中で、やっぱりまだこれからもう少しスピードと持久力をつけていかなきゃいけないなっていうのを感じました。

【仙台女子、富士山女子に向けての目標】

仙台、富士山と続きますが、やっぱりまず仙台では大東初優勝っていうところをずっと目標にしてきているので、そこを目標にするんですけど、まず私が3年間いる中で1番状態っていうか、層の厚さが出てきているなってすごく感じていて、チームの士気としてはとても高まっているので、やっぱり今年必ず優勝したいなと思っています。

3区サラ・ワンジル(外英3)

【レースを振り返って】

去年、自分が出した27分46秒を超えるために今回目標タイム27分40秒を目指して日々練習してきたが今回26分43秒と1分近くタイムを縮めることができ去年のリベンジができたため嬉しかった。

【仙台・富士山に向けて】

仙台、富士山女子駅伝でも優勝すること目指して頑張りたい。

4区森 彩純(スポ科3)

【今日のコンディション】

夏合宿から徐々に練習が積めてきて、自信も少しずつついてきた状態で走れました。

また、サラが絶対トップで持ってくるっていうのがわかっていたので、自分はその流れを途切れさせないように後半区間につなげるっていうのが自分の役目だったので、そこを考えながら走りました。

【目標タイムやレースプラン】

自分の目標タイムが18分30秒で、18分31秒で今日これ来れたので、目標タイムにほぼ達成できたんですけど、やっぱり上には上がまだいるので、しっかり全日本でもその方たちと戦うことになるので、しっかりそこの差を埋めていかなきゃならないなと思いました。そのために、これからスピード、持久力っていうのをつけて、中盤を落とさない走りができるように練習をしていきたいです。

【仙台女子、富士山女子に向けての目標】

優勝っていうのがチームの目標なので、そこを達成できるように、自分もチームの底上げとなるような走りができるように練習していきたいです。

5区秋竹凛音(外英1)

【今日のコンディション】

すごい調子も良くてアップの時から足がすごい進みました。

【目標タイムやレースの感想】

目標タイムは24分10秒。実際走ってみて区間新で、自分でも23分台で走れると思ってなかったので、すごいびっくりしています。

【初の駅伝出走について】

やっぱり最初はすごく緊張していたんですけど、もう1番で来るっていうのがわかってからはすごいワクワクした気持ちで走ることができました。

【仙台女子、富士山女子に向けて】

やっぱりと長い区間に加えて、ラストのスピードが、もう少しつけたい力っていうか課題だなって思いました。しっかり残りの期間でそこは鍛えて、もう1度大東の代表として、選手としてと優勝に貢献できる走りができるように頑張りたいです。

6区平尾暁絵(外英3)

【レースを振り返って】

目標タイムである18分20秒には届かなかったが自分の役割である1位でゴールすることを達成できて嬉しかったです。

【仙台・富士山に向けて】

前年の仙台、富士山女子駅伝で優勝できず、この半年間もがき苦しんだため、必ず自分が走って優勝したいです。


【記事:宮田脩平 高木亮佑 大谷優芽/写真:宮田脩平】