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関東大学女子2部バレーボールリーグ戦
日程:10月19日(日)第3試合
会場:立教大学新座キャンパス
大東文化大学vs中央大学
『後半流れを掴み勝利 リーグ戦を笑顔で終える』

<スタートメンバー>
#3杉山実莉(スポ科4)
#4星陽菜多(スポ科4)
#9横木亜由美(スポ科3)
#10奥村莉帆(スポ科3)
#11渡邉織(スポ科3)
#13池田涼風(スポ科3)
〈スコア〉
大東大 |24 25 25 27 / 3
中央大 |26 14 19 25 / 1
〈試合レポート〉
8人の4年生にとっては最後のリーグ戦。1部リーグとの入れ替え戦に進出は、叶わなかったものの、選手たちは仲間とプレーするバレーボールを楽しもうと試合に臨んだ。
「結果も大事だけれど、やっぱりバレーを楽しむ気持ちを忘れずにやりました」白瀬真悠(スポ科4)
中大のサーブから始まった第1セット。先制点を決めたのは本学の#10奥村。好スタートを切ったものの、すぐさま中大に返される。第1セットは序盤から拮抗したゲーム展開となり、4点差以上の点差が広がらないままセット終盤まで進む。#4星のアタックで24-24のデュースに持ち込みサーブ権を獲得。しかしサーブが決まらずチャンスを活かせない。その後の中大のアタックをキャッチできず24-26で第1セットを落とす。

攻守ともにプレーで試合を引っ張る#星
続く第2セットは、#9横木が鋭くパワーのあるサーブで中大のレシーブミスを誘い3連続ポイント。序段から本学に流れを引き寄せる。このアタックに続きミドルブロッカーの#3杉山がAクイックでさらに点差を広げ8-4にする。その後も攻撃のテンポが、かみ合い25-14で第2セットを勝ち取る。この勢いを失わずプレーしたい第3セット。立ち上がりから#9横木のサービスエース、#11渡邉のレフトサイドから対角に打ち抜くスパイクが決まり、アタックに拍車がかかる。後衛の#7宜保あいる(スポ科4)もレシーブを正確にきめ、本学の「キャッチからアタック」に持っていくプレースタイルを維持し、中大に流れを渡さない。試合中盤、完全にペースを掴んだ本学は18-11まで点差を広げ、中大もすかさずタイムアウトを取る。最後は#4星がスパイクを決め、25-19で第3セットを取る。

ブロックに跳ぶ#9横木と#10奥村
このセットを取れば、試合を決められる第4セット。#7宜保の地面に落ちる寸前を拾うレシーブや、ミドルブロッカーの#3杉山と#9横木の中大のスパイクをシャットアウトするプレーがチームの勢いを加速させる。先に20点台に乗ったのは本学。20-13と大きなリードを広げ試合を進める。しかし、中大の反撃を食らう。中大#6葛城の強烈なスパイクはブロックを打ち破り、得点を重ねられ中大に流れを奪われる。しかし、20-22と逆転を許すも選手の気持ちは落ちていなかった。
「笑顔を忘れずに、みんなと目を合わせていれば悪い雰囲気にもならない」(白瀬)

コートサイドからも試合を盛り上げる
第1セットから、良いプレーでも悪いプレーでもコート内の6人で集まり、タイムアウト時にはベンチメンバーも声をかける。
「4年生は本当にバレーボールが好きな人が集まっている」(宜保)
中大に逆転された後、木村信一監督は選手を信じ、タイムアウトを取らず試合を続行した。ゲーム終盤、25-25まで続く接戦となる。#11渡邉がレフトから鋭く打ち抜き、勝利まであと一歩とする。サーブを打つ#9横木は、一試合を通して衰えない強烈なサーブを放つ。中大はレシーブできずボールは落ち、セットポイントを勝ち取った。
本学はリーグ戦を全体6位で終え、1部入れ替え戦進出とはならなかったものの、12月2日から始まる第72回 秩父宮妃賜杯全日本バレーボール大学女子選手権大会(通称:インカレ)に向けて、チームは進む。負けたら引退のインカレ。
8名の4年生選手の「才華奮迅」の姿をインカレで見せつけろ。
※選手・監督コメントは次の記事に掲載予定
【取材:宮田脩平 中村心美 近藤有 /記事:宮田 /写真:中村】

